報告
残酷なシーンがあります
「傷の数字ー わかったよー」
サキさんのヒールで調子の良くなったカンナはいつもの調子で言った
睨んだ通り宿屋と族は手を組んでいる可能性が非常に高いことから
作戦会議は宿屋をチェックアウトした後、竜車の中で行っている
そしてカンナの話から族は非常に組織立って行動していることがわかった
カンナ回想を報告中、場面は族の隠れ家より
「今回の獲物の担当は第3グループ、アペンダさんのところだにょいつものように殺さずいつもの場所へ 成功報酬は5000ゴールドにょ」
竜車の傷を見てアジトへ帰った真っ赤なチョーカーを付けた鳥人族の少女は椅子に座った5人の男の前の机に立ち指を3本立てる
「くそう また アペンダの野郎のところか なんでこいつばかりに...」
今にもツバでも吐きそうな勢いで文句を言ういかつい男
「あんだって この豚野郎 あの人の決めた仕事にいちゃもんつける気かよ」
整った顔には見合わない大きなキズが頬にある男が反論する この男がアペンダだろう
「誰もあの人のことは言ってな.....」
言ってないと言い切る前にいかつい男の首と胴は切り離される
誰も攻撃らしきことはしていないようだが確かにその男は殺された
「ひ ひぃ スス スイマセン なにも見ません聞きません言いません・・私の獲物です 私がやります」
アペンダはしどろもどろになりながら鳥人族の娘に向かって喋っている
よく見ると男たちの首には黒いチョーカーがついている きっとこのチョーカーがさっきの男の首と胴を
切り離したのだろう
「以上で今日の報告は終わりにょ 成功はゴールド、失敗は死にょ 次の報告はチョーカーを3回締めて連絡するにょ
5秒で集合することにょ ちょっと早いかしら もう少しだけまってあげるにょ それじゃあまたにょ」
鳥人族の娘は窓からバサバサと飛び立った
「けっ なにが にょ だ 鳥娘がぁ」
椅子から立ち上がり部屋を出ようとしたその男はおもわず口に出してしまった
「聞いてるニョ」
飛び去ったはずの窓から逆さに顔だけ出してニヤリと笑う鳥人族の娘
男はドアノブに手をかけようとしたそのままの体制で首から上がごろりと床に落ちた
そして死体は得体のしれない黒い影が闇の中へと引きずりこんでいった
カンナ回想報告終わり
「そんな感じでー ちょー ナンセンスでーちょー気持ち悪かったんですけどー」
カンナはげんなりした様子でオゥノーのポーズを力なくとった




