回転展望レストラン
ギルドの建物の最上階にある展望レストランは回転レストランとなっている
ここがちょっとした観光スポットになっているにはそういった理由があるのだろう
僕らの登ってきた螺旋階段はこのレストランの中央につながっている。
中央の入り口にこのレストランの説明がある。このギルドの建物ができた際まだ回転展望レストランというものは
存在していなかったのだがふらりと立ち寄った勇者が強力な力を秘めた真っ赤な魔石と大量のゴールドをギルドに寄付したそうだ
「次世代の勇者と冒険者のために使ってくれ」
そう言って立ち去った勇者の言葉でできたのがこのレストランらしい
ちなみに魔石は回転レストランの動力として今もなお強い魔力を放っているという話が看板に書いてあった
「ラミスちゃん、勇者ってすごいんだね」
僕はどんな恐ろしい触鬼を倒せばそんな大きな魔石が手に入るのか見当もつかない
「ええ す すごいわ つ 強いんでしょうね 怖いわ」
(ははは、私がその昔、勇者を呼んで乱痴気騒ぎしてその上ゴールドや魔石をお土産に持たせてあげたなんて口が避けても言えないわ)
元魔王は明後日の方向を向きながら両腕で胸をかかえてコワイコワイのポーズをした
「えっとね ちょっと聞いた話なんだけど ここのレストランが回せるほどの魔石は触鬼のグレードSランクからのドロップらしいわね」
(まぁ 倒すの簡単だったんだけど とにかくグロくてキモくてドロップの魔石もっていたくなかったのは覚えてるの)
「さあさあ タマちゃん お腹へったね はやく 日替わり弁当たのもうよ」
ラミスちゃんはなぜだか焦ったようにタマちゃんをレストランの中に押し込んだ
「日替わり弁当を3つください」
席に座ると僕たちは早速お目当ての食事を頼んだ
「かしこまりました 当店ではお弁当とセットでお得なスープバーを用意しておりますのでよろしければそちらもご利用
くださいませ」
ウエイターさんはそうゆうと厨房の方へオーダーを通しに帰っていった
お弁当が来るまでの間、3人でスープバーへと足を運んだ
「こっちが触鬼ユニコーンからドロップするとうもろこしのコーンポタージュね こっちは触鬼 鬼恩からドロップする玉ねぎのオニオンスープ
こっちは触鬼ニャルラトポテトからドロップするポテトスープね どれにしようかな」
ラミスちゃんは上機嫌だ
(それにしてもどんな触鬼からなにをドロップするのかよく知ってるものだ)
僕たちはスープを席に持ち帰りひととき眼下の町並みを眺めながら談笑していた




