派閥と策略
「リスト さっきのポーションのはにゃしにゃんだけど」
展望レストランに続く人気のないゆるやかな螺旋階段をのぼりながらタマちゃんがきりだした
「リスト にゃんで 納品したときは少しの在庫しかにゃかったのに今日は大量にポーションがあったと思う?」
タマちゃんが警戒しているであろうことは色々な方向を向けてせわしなく動く耳でわかる
「まぁ ちょっとしたタマの妄想だと思って聞いてもらえればいいにゃよ リスト 今日ポーションが大量に出てたのは
リスト達に対する嫌がらせの可能性があると見ているにゃ」
タマちゃんは片手を頬にやり考えながら歩く
「僕らに嫌がらせ?」
「そうにゃ この前 ギルドは食材を裏で買い取りしているってはにゃしはしたんにゃけど 薬や武具にゃんかも買い取りして
いるって噂にゃ もちろん表向きでは冒険者たちが買っている事になっているんにゃけどね」
「なぜ ギルドはそんな事をしてるの?」
ラミスちゃんが不思議そうな眼差しをタマちゃんに向ける
「これは 国のプロジェクトが絡んでるにゃんよ まぁちょっと大げさにいってるんにゃけどね 冒険者もそれを支える者もいにゃくにゃったら
国としてはいざというとき困るってはにゃしにゃ」
タマちゃんは少し間をあけてから続ける
「でも 実際には普段そんにゃに冒険者に需要はにゃいにゃ そうなるとこの職業を選択するものはいにゃくなるにゃ
だから国は秘密裏に触鬼を放つにゃ 冒険者が買うものやドロップ品を買い取るにゃ」
「ん?それでどうしてポーションが多くなるの?」
「まぁ 待つにゃ リスト 国からお金が出てるってことは買い取りの枠があるってことにゃ 新規参入者が増えるとこの枠の分配が
少なくなる そこでそんにゃことを知ってる古株たちは当然新規参入者をやめさせたいと思うわけにゃ そこで今日のあれにゃ
ギルドに入会金を払わせておいてから商品を納品させるにゃ、そして同じ商品が出るであろう時期に大量に同じものを出すにゃ
古株たちは徒党を組んでるので同じ商品を少しずつ同時に出せばいいんにゃ
新規参入者の商品は値を下げるか売れ残るかの2択にゃよ そしてそれが続けば最終的に新規参入者は商品を出さにゃくなる
後は入会金だけが残ってギルドの運営(古株達)に回されるって寸法にゃ」
「うわー悪いなぁ 団体怖い」
元魔王は両腕で胸をかかえてコワイコワイのポーズをした
「けど 大丈夫にゃ ポーションは原料がたくさんとれるんにゃけど 万能薬は誰にでもつくれるものではにゃいからにゃ」
タマちゃんの尻尾の振りが少しゆっくりになった
「それと 団体が動いているのにゃら知らにゃい顔してそれを利用して一人勝ちすることも可能ニャ」
「うわー悪いなぁ たまちゃん怖い」
元魔王は両腕で胸をかかえてコワイコワイのポーズをした
「まぁ リスト そんにゃこともある かも しれにゃいから気をつけるにゃ さぁ美味しい昼ゴハンがまってるにゃ 行くにゃ」
たまちゃんはさっきまでの深刻な感じをどこかに螺旋階段を駆け上がっていった




