納品
ギルドにフンニャリ草からつくった 万能薬を納品するため早朝からポータルを時計塔の見える人気のない路地に
出した
「タマちゃーん きたよ」
ラミスちゃんが時計塔に待っていたタマちゃんに声をかける
「おーう リスト ラミス 来たにゃ ギルドにいくにゃ」
タマちゃんはいつものようにホットパンツに胸当てという賢者に似合わない格好をしている
「納品おわったら 美味しい食事に行こうにゃ 実はにゃ ギルドの最上階は街の景色をみにゃがら食事ができる展望レストランににゃってるにゃ」
タマちゃんは真っ白い尾を嬉しそうに振りながらいった
「なにがおすすめなの」
ラミスちゃんは目を輝かせながらタマちゃんに聞く
「日替わり弁当がおすすめにゃ」
「日替わり弁当?」
展望レストランで日替わり弁当がなぜおすすめなのかとラミスちゃんはキョトンとしている
「実はにゃ これは知る人ぞ知る ギルド展望レストランの裏メニューにゃのだよ にゃはは ギルドでは
討伐した触鬼からでた食材のドロップ品を冒険者から買い取って展望レストランやギルドの系列のお店でだしてるにゃ
そうすることによって安定した買取システムを提供できてるにゃ それでにゃ その買取品の食材の中に
使い切れない高級食材やレア食材があった場合はギルド展望レストランの日替わり弁当にはいってくるにゃよ」
タマちゃんの尻尾は少しスピードを上げた
「そうなんだ それで 安く美味しい物がたべられるってわけね」
ラミスちゃんの気持ちも展望レストランに傾いてきたらしい
そんな話をしながら歩いているとあっという間にギルドについた
僕らは受付を済ませフンニャリ草の万能薬に値札を付け棚においてゆく
「なんだか ポーション大量に出てるね」
僕がまわりのポーションの多さに驚いているとタマちゃんが指を一本たて口の前にもってくる
「リスト しっ にゃ」
「ん?」
僕が不思議そうな顔をしていると
「リスト このパワードリンク効きそうにゃ」
タマちゃんは明らかに話題をそらそうとしていた
僕らが納品を終えギルドカウンターに行くと受付のエルフ族のお姉さんからこの前のポーションの代金が
入っていることを聞いた
「それでは この前の代金1500シルバーです 次からは10日に一度締め日が来ますのでよろしくおねがいします」
僕はお姉さんからお金の入った袋をもらった
「リスト やったね」
「ミュー たったね」
いつの間にやらミューが起き出しラミスちゃんの頭に移動していた




