騎馬戦3
上空にいる天使チームはその後こちらに攻撃を仕掛けようとしてこない
おそらく敵が少なくなったところで勝ちをさらっていこうという合理的な戦略であろう
地上にいる5チームは上空の2チームに注意を払いつつ地上のチームの殲滅にとりかかろうとしていた
5チームの中には弓が主体のエルフチーム、力で勝負のドワーフチームそして現魔王アガレスチームなどが
含まれていた
最初に動いたのは無名の各種族の寄せ集めらしいパーティーであった
「よし みんな 魔王を討ち取って名をあげるのだ」
「おーう」
寄せ集めの混合パーティーではあるが魔法や物理攻撃はそれなりに使えるようだ
(うはっ こともあろうにアガレスちゃんにいきなり攻撃をしかけるのか?)
「あらまぁ わたしにわたくしに攻撃が向いて向かってきそうで来るんじゃないのですか」
アガレスちゃんはちょっとうれしそうに腕をブンブン振り回した
ラミスちゃんもアガレスちゃんの戦いに興味津々だ
寄せ集めパーティーの騎馬の一人の魔法使いは水魔法をアガレスちゃんたちパーティーに詠唱発動させた
水魔法は大きな球体となりアガレスちゃんたちを襲おうとしている
「水は重いから地上に引かれて引かれるから落ちたり落ちてなくなったりするからするのです」
アガレスちゃんがそういって右手を上から下に振り下ろすと水球は球の形を保てなくなり地上へと
降り注いだ
「おや これはー どこか攻撃をアガレスチームに仕掛けたかったようですがー水の玉は下に流れてしまいました
板さんは、どうおもいますか」
「ん そ そりゃ あ あれだ 魔法を失敗しちまったってやつだ」
ミカエルちゃんの横顔をぼうっと眺めていた板さんはあたふたとコメントに答える
「あん アガレス様の重力魔法 強 力 だ わ ねぇ」
サキさんがそれとなく板さんのフォローをいれた
「騎馬はお馬で馬なのであまり座らないけど今日はちょっと座っていていてね」
アガレスちゃんが2度めに腕を振り下ろすとアガレスチームに攻撃を仕掛けた騎馬はいきなり潰れてしまった
「ああ ラミスちゃん あれ やばくない?」
僕が上に乗っているラミスちゃんに問いかけるとラミスちゃんはしばらく沈黙した
「あれは・やばい...ね」
ラミスちゃんが見せる初めての動揺だ
「私に考えがありますわ ただ 今はまだ戦いを避けたほうがよろしいですわ」
ナベちゃんの助言で僕たちは空にいる天使チームを殲滅することにした
地上ではエルフ族とドワーフ族の因縁の決闘が始まっていた




