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旅立ちの朝

「ん 胸?」

 やわらかな感触でベッドからとびおきた

「ななな なんでなべちゃんが・・・」

「あら リストちゃん起きちゃったー?もうっやっぱりわかいわー」

「昨日 食卓で突然眠っちゃうんだもの まぁ 講習のあとは誰でもそうなっちゃうん

 だけどね。」

「一応 心配じゃなーい 今日はサービスよ サービス」

「あ ありがとうございます」

 真っ赤になりながらなべちゃんにお礼をいった

 なべちゃんは

「さあ 起きたら これに着替えてね 靴も用意しておいたわ

 かたっぽだけの靴は捨てちゃっていいわね」

 そういって服を差し出すとじっと僕を見ていた

「あ あの 着替えるんで・・・」

「いいわよ・・・なんてね でていくわよ もうっ 着替え終わったら下に来てね」

 なべちゃんは振り返りながら部屋を出ていった

 一通り着替え終えると

 服は燕尾服のような上下の揃ったもので腰には武器を携帯できるようなフォルダーが

 ついていた

「着替えが終わったら朝食よー きのうコネコネこねたパンおいしいわよー」

 なべちゃんはまだドアの外にいたようだった

 着替えに取り掛かろうとズボンに手をかけたときだった

「あのねー勇者にプライベートなんかないよー気おつけてー」

 真後ろからカンナがすっと現れる

「うわぁー」

「さぁ 朝ごはんだよー あはは」


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