凱旋
「リストおつかれー」
「やったにゃ」
「すばらしいですわ」
「リストおめでとー」
「オメメトーミュー」
皆が待っているテントへ帰ってくるとハイタッチ、ロータッチともみくちゃにされる
(誰だ、どさくさにまぎれて尻や股間をさわってくるのは?)
300メートル走を終えると次の触鬼ドロップ借り物競争のアナウンスがあった
「触鬼ドロップ借り物競争の選手の方は北口ゲートまでお集まりください」
「まぁ 私の番ですわ ガシガシ狩ってすぐにドロップさせますわよ 本日の私の武器は鞭ですわ ホーホッホ」
(ナ...ナベちゃん 格好 なんで網タイツに仮面?剣でドロップ率上がるんじゃなかったっけ?)
「じゃあ いってくるわ ムフー」
ナベちゃんは鼻息荒くバシバシ鞭を地面にたたきつけながら北口ゲートに向かっていった
それを目ざとく見つけたアガレスちゃんは頬を上気させうっとりと
「あぁ素敵な素敵なおかた いっそ いっそ触鬼に触鬼になってあの鞭で...うへへ」
などといっていた
(猫耳カチューシャやばいよね)
北口ゲートでは触鬼狩りの連戦練磨達が競技の始まりを待っている
北口ゲートから数十メートル進めば特設会場の入り口だ
数十アールはあろうかという特設会場ではあらかじめ決められたドロップ品を落とす触鬼を転移によって放ってある
競技が始まると選手はドロップ品の書いてある紙がランダムに置かれている紙を取り、書かれているドロップ品を
触鬼からドロップさせゴールへ向かうという競技だ
もちろんなにからなにがドロップするのかまでは書いていないのでここでチームの知力や経験が試されるのである
運営は似たようなドロップ品や一定条件を満たさなければドロップしないものなどいろいろトラップを
しかけているようである
「それではー第1レース選手の皆さんはスタート地点へ移動してください」
アナウンスがはいった ナベちゃんは第1レースだ
移動途中隣の選手がナベちゃんの姿を見て下卑た目線を送ってきた
「なんですの?私の格好なにか変かしら?変な目で見てるとおしりが2つに割れますわよ」
ナベちゃんは折り曲げた鞭を両手で引きバチンと音を出して威嚇する
(ナベちゃん その格好はあきらかに変ですよ)
「位置についてヨーイ」
パーン
空砲の音が鳴り響くが300メートル走のような緊張感はない
みんなノロノロとドロップ品の書いてある紙のところまで行く
どんなドロップ品が書いてあるのかどれを拾えばいいのか運任せなところがあるため紙のあるところまでは
みんなゆっくりとしているのだ
ナベちゃんが拾ったのはそのエリアの左から3分の1あたりにあった紙だ




