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感染

 タッパ邸の事件を無事解決した僕たちは次の日、魔族の街を出て毒霧の沼へと向かう事となった

 魔王城の近くにあるこの毒霧の森は薄暗く視界も悪い、そしてやっかいなことに毒霧は感染系の病原菌が

 主成分となっている ここでは有る一定の条件下で視覚化できるほどに爆発的に病原菌が増えるのだ

 感染した場合 風邪に似た症状の後内臓疾患、免疫疾患、血液疾患等の症状の後死に至る

 一部触鬼の中に感染はするが発症しないものもおりこれを媒介し文化圏での感染が広がったケースも有るということだ

 そういった理由からこの毒霧の森は冒険者にも敬遠されここで採ることのできるフンニャリ草はかなりの高額で取引されるのだ


「リストー こんな歌がー あるんだけどー」

 竜車に揺られながらカンナが歌を教えてくれた

「ひとつフンニャリ笑顔がもれる

 ふたつフンニャリ視界が曲がる

 みっつフンニャリ命が消えるー」

(なんですか その歌 こえーよ)


 とはいえラミスちゃんは毒霧の発生サイクルを完全に掌握しているらしく心配しなくも良いということであった

 詳しいことは聞かなかったのだがどうやら空に浮かぶ2つの月の加減がどうだとかいっていた

 僕らが毒霧の森でフンニャリ草を採取し始めた頃、竜車を止めたあたりから男の声がした

「ラミス殿ー こちらにおられるか 拙者現魔王アガレス・エッグ使いのものでござる」

 男は鎧甲冑に両手剣ほどもある片手剣を背中に下げ思い切りの良い声で森の中に叫ぶ

「だれにゃ?」

 竜車から1番近くでフンニャリ草を採っていたタマちゃんがひとまず対応しているようだ

 しばらくするとタマちゃんからみんな集合の合図の魔法弾があがった

「ラミス この人今の魔王の使いのひとにゃんだって それでこの前の書簡のお礼がしたいんでタマたちのパーティーをお城に

 招待したいっていってるにゃ」

 タマちゃんはそうゆうとラミスちゃんの方をむいた

「ああ こちらがラミス殿でござりましたか、はじめまして拙者現魔王アガレス・エッグ側近バティンというものでござる

 このたびは領地等の寄付誠にありがとうでござった この件に関して我が当主アガレス様はラミス殿パーティーを城に招きお礼の気持ちとして

 小さな祝宴を開きたいと申してござる 何卒お城まで何卒お城までー。」

(バティン殿 最後の方 歌舞伎みたいになってるんですけど....)

「みんなーどうする?」

 ラミスがみんなの顔を眺める

「タマは今回はパスにゃ 魔王の魔気で死んでしまうにゃ」

 タマちゃんは両腕を組んで怖い怖いのポーズをしている

 ということでタマちゃんをのぞいた僕たちは今日はもう少しフンニャリ草を採り、次の日魔王城へと招待されることとなった

 タマちゃんが王都に行き来できるよう魔王城にポータルを開いておいた



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