帰宅
買い物を終えた僕たちは転移ゲートを通ってまたなべちゃんの家にかえってきた
帰り際タマちゃんがゴニョゴニョと僕に耳打ちをする
「ラミスのあのぬいぐるみににゃ リストのスキルプログラミングで・・・・」
「おお それはいい考えだ ラミスちゃんそのぬいぐるみちょっと貸してくれる?」
「いいよ どうぞ」
ラミスちゃんから借りたぬいぐるみにスキルプログラミングを施す
「ミュー」
ぬいぐるみが動きしゃべりだす
「あ かわいい おいで ありがとうリスト」
ラミスちゃんはよろこんでぬいぐるみを肩にのせた
この魔法雑貨のぬいぐるみはこういった用途で買い求める人が多いらしい
僕がスキルプログラミングにより施したのは経験により考え動き話し成長する魔法だ
「まだ ミュー としか言わないね ねっミューちゃん」
ラミスちゃん安易なネーミングだね
僕達はタマちゃんに何度もお礼をいって別れ、家に入った
ラミスちゃんは僕たちと一緒に待ちに待った平凡な暮らしをこれから始めるのである
カンナとナベちゃんはこの宿屋の切り盛りをしなければならないため外へは働きにはでられないらしい
ということで僕とラミスちゃんでなにかしようということになった
当然あまり目立つことではいけない。できればなるべく人と出会わないほうが良さそうだ
ラミスちゃんは戦いやそういったたぐいのものは駄目だといっていたのだが薬草から作る薬の知識があるらしく
それならば山へ薬草でも取りに行こうということになった
山からとってきた薬草をラミスちゃんが調合、僕がこの街のギルドや薬屋に買い取ってもらう
幸いこの世界のギルドや薬屋は一般からの仕入れにも対応しているらしく商売をたちあげるのは比較的
簡単らしい
ナベちゃんが宿屋の屋根裏をラミスちゃんの調合室として改造してくれるらしい
そして 平和に数日が過ぎ僕らが山へ薬草を取りにゆく日になった
「ラミス様、リストちゃん くれぐれも気をつけてくださいね。」
ナベちゃんはちょっと心配そうだ
「大丈夫だよ とりあえず裏山だしそんなに遅くならないように帰ってくるね」
「私も大丈夫、・・・だとおもう」
「ミュー だとおもー」
ミューがラミスちゃんの首の後ろから顔をだした
いったいどこにいたんだろう




