核心へ
「それで こんなところまでみんなで来て 話ってのはなんだい」
マナを握りながら板さんが言った
「私から話すわ」
ラミスちゃんが話を切り出した
「実は今、私 魔王と呼ばれてるんですけどもういやになっちゃって」
「おう それでどうした」
「魔王がやめたいんですけど」
ラミスが真面目な瞳で板さんを見る
しばらくの沈黙の後板さんが大声で話す
「おうおう やめっちまえそんなもん 結局 いままでやめる勇気もなかったって話だろ」
「よく考えたんだろ 自分がやめるってんならやめりゃいいんだよ 他に道ならあるってもんよ もし道がないってんならまたここにきな」
「譲ちゃん 特上のマナにぎってやる 譲ちゃんのありったけの思いを込めてこのマナ食いな」
そういって板さんがラミスちゃんにマナを差し出した
ラミスちゃんが黙ってマナを食べる
ラミスの頭の中では今までの殺戮、蹂躙、孤独、葛藤その他いろいろな感情が思い出されていた
「あれ わたし 泣いてる」
「怖かったんだ」
「つらかったんだ」
「見栄はってたんだ」
「優しくしてもらいたかったんだ」
いままで猫耳カチューシャでも抑えきれない程だったラミスちゃんの魔気がどんどん小さくなっているのがわかる
僕はとなりで泣きじゃくるラミスちゃんの手をそっと握った
しばらくたってラミスちゃんが落ち着くと
オズオズとカンナが手をあげる
「あ あの 私ー もうちょっと 胸を大きくしたいんですけどー」
げ それ 板さんに頼むか
「へいおまち これくいな」
板さん 速攻でマナを出す
黙って食べるカンナ
「うわー すごい ほんとにちょっと大きくなったわー」
自分の胸を腕で寄せてこれこれとみんなに見せるカンナ
「にゃ にゃ タマはもう少し知識がほしいにゃー」
「これくいな」
「で では 私は もう少し剣の腕をあげたいですわ」
「これくいな」
板さん なんでもありだな




