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駐竜車場

 マナボードの森への看板を過ぎ例のレプラコーン族の管理下の駐留車場に差し掛かろうとしたとき

 ドーン ドン ドン

 花火があがった

「あれなんにゃー」

 タマちゃんが御者台の上で指さしたところにはなんと歓迎ラミス様御一行 駐竜車場200周年記念式典と書いてある

 ナベちゃんとカンナが

 あちゃー あいつら お忍びでといったのがわからなかったのか?といった表情でお互いを見合わす

 今回はトラブルをさけるため一応駐竜車場側には先だってナベちゃんが通行許可をとっておいたのだ

 その際ラミスちゃんが同乗していることをつたえたのだがなるべく事を荒立たせないようにいった

 しかしそのことが伝えられたレプラコーン族はそれどころではない

 自分たちの上部組織のしかもトップ 魔王がここにおいでになるというのである

 ヘマをやらかせばここどころか上部団体も吹き飛ぶレベルだ

 すぐに上部団体に報告したのだが連絡が回るうちに結局なんでもいいから楽しんでもらえということになった

 したがって駐竜車場200周年記念式典は上部団体幹部たちが集まり徹夜で出した苦肉の策だったのである

 しかし ラミスちゃんはそんな組織があることすらしらないのだ自分の強さを傘に着て動いているものがいることすらしらない

 かろうじて カンナ ナベちゃんはその事を知っていたが魔族の難しい上下関係までラミスちゃんに負わせることはないし

 自分たちもさほど関心もなかったため適当に名前の使用許可を出していたのだ

 しかしこの式典に集まった団体は100を超えていた

 カンナ ナベちゃんは僕らに竜車からでないようにいいふくめ事態の収集に走ったのだった

 レプラコーン事務所の会議室には上部団体の幹部数十名が集まっていた

 中には魔王は魔族による人間の制圧を考えておられるとまで言っているものまでいる 

「ナ ナベちゃん これー ドースルー?」

 カンナは困惑した顔でナベちゃんに助言を求めた

「まあ 私達でなんとかしなきゃですわね」

 ナベちゃんは自分が式典にでるわといって幹部たちに手はずを指揮していた

 突然会議室のドアが開かれた

「たいへんですぜ バアル族とアモン族が戦い始めたってことですぜ」

 どこかの幹部の手下は息を切らせながら声を出す

「なに 双方 30以上の軍団を率いる集団ではないか」

「これは えらいことになったな」

 幹部たちは右往左往しているこれでは式典どころではないだろう

 そのとき竜車は戦火の中にあった

 危険を察知したタマちゃんが客車にはいった直後

「ここに 女がいるぞー」

 暴徒と化したアモン族の若者たちが竜車をゆさぶる

「フ おろかな」

 揺られながらユグドラさんが余裕をみせた

「ラミスー大丈夫にゃー?」

「タマちゃんちょっとこわいよー」

 これ以上ラミスちゃんに怖い目をさせないぞ

 僕はそう心に決め腰の短刀に手をかけたのだった

 しかし客車は倒された

 その瞬間 すべての色が失われる程の猛烈な魔気が吹き荒れる

 僕はタマちゃんをかばい竜車から抜け出しユグドラがつくったのであろうシェルターに逃げ込む

 猫耳カチューシャがとれてしまったラミスちゃんは漆黒の魔気をまとったまま空中で静止

 ひとこと・・・・・

「なぎはらえ!」

 払われた右手から青白いレーザーが駐竜車場のだだっ広い空間に掃射され集まっていた魔族の竜車をふっとばした

 僕はどこかで「なんで蟻さん死んでしまうん」と聞こえたような気がした


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