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 触鬼ミンタイの卵パスタをほおばるラミスをじっとみながらユグドラは無表情に言った


「私がここに実態をさらしているのはラミスちゃんがここにいるからよ

 本来 いてはいけないものがここにいる 実際前に会ったのは大戦の始まる少し前だったよ

 あのあと世界は大変な混乱におちいった。そして新しい時代を築いた。

 長い年月同じ風景をみていると少しの変化に敏感になるからね そして私はいま世界の変化を感じている。

 それでラミスちゃんたちがなにをしようとしているのかがきになったのよ」


「わたしー もう魔王やめようとおもって もう魔王なんてまっぴら,これからは弱くてか弱い女の子になってリストに叱ってもらうの」

 夢見る少女のような顔でうっとりと語るラミスちゃん

 口のまわり卵だらけだよ

「それで魔気を封印できないかってことを聞いてみようってことでマナボードのところにいくところなの」

「聞くってだれかまな板のおっちゃんにあったってこと?」

 ユグドラは身を乗り出して聞いてきた

「リストがね そのおじさんにあってマナ自動摂取のスキルをもらったの」

 ラミスちゃんがそう言うと

 ユグドラはなぜかちょっと寂しげになったが突然

「決めた 私も行く 行ってあの人に確かめたいの」

 なんですか痴情のもつれですか?

「行くって ユグドラ この木から離れられるの?」

 ラミスちゃんが首をかしげるユグドラなどの木の精は木からはなれられないと聞いたことがあるのだ

「本当は離れられないんじゃなくてはなれたくないんですよ」

「でも陸さえつながってればどこからだってこの木の力を得られるからだいじょうぶ。」

「そうなんだー じゃあいっしょにいこ でもリストには手を出さないでね」

 あえて何も聞かない そんなやさしさがあってもいいじゃないか。

 僕は女同士の会話の深さを見たような気がした

 そんなやりとりをラミスちゃんとユグドラがしている間 カンナ、ナベちゃん、タマちゃんの3人は次の目的地

 川の温泉の話題で盛り上がっている

「ふふ タマちゃーん これなーんだ」

 ナベちゃんが革の袋からちらっとボトルにはいった茶色の液体をみせる

「ニャー それはあの幻の酒コンニャックじゃあにゃいかー」

「もしかして それを温泉でちびちびやるのかにゃー」

 タマちゃんの目の色が変わる

「正解!実はカンナ様とショッピングモールでさがしてたのよんー」

 ナベちゃんも嬉しそうだ

「ねーいいでしょー これねー 醍醐味ー。あとはおつまみなんだけどーあれどうー?」

 カンナが指さしたばしょにはユグドラの大木が有る。よくみると色とりどりの果実がなっている

「ニャー ドライアドフルーツにゃー マナの影響で実がなったんだにゃー」

 ドライアドフルーツは味もさることならば食べて不老不死などという逸話のある果物らしい

「ユグドラサーン あれなんかー おいしそうなのなってますよねー」

 カンナがまたまた悪い顔、おおきな声でそんなことをいっている

「あ どうぞ 好きなだけ採って持っていってかまいませんよ」

 ユグドラがそういうとカンナは後ろを向いてみんなの方にグッジョブポーズを決めた


 みんなの気分はもう川の温泉だ

 お昼を食べたらすぐ出発だね


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