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大きな木

 それから2時間、ほどなくして竜車は大きな木へ到着

「あ みなさん ながらくのー ご乗車ありがとうございあしたー」

「当便は12時 大きな木 到着ー 1時間の停車の後ー 終点、秘境温泉へ出発いたしあーす」

 カンナがアナウンス?すると竜車は木の根元にゆっくりと止まった

 皆がそれぞれ竜車を降りお昼ご飯の用意を始めるとどこからか声が聞こえる

「おや 魔王かい?めずらしい客人じゃないか。」

 声の主を探そうとうろうろとあたりを見回すが不審なところはどこにもない

 すると ラミスちゃんが突然大樹に向かい話しかけた

「ああ ユグドラでしたか久しぶりですね2500年ぶりですか?」

「うむ 長い長い年月の間に少し老いてしまったようだ。そこの若いの、すまんがほんの少しマナをわけてもらえんかの」

 どうやらユグドラはこの大樹の精のようだ

 マナ自動摂取によってマナに満ちている僕は快くマナをわけてあげることにした

 手を木に当てると心地よい感覚につつまれた

 霧の中に美しい裸体の女性がいる

 僕は女性の手招きに誘われてふらふらと胸の中へ吸い込まれた

 ああ 心地いい もうなにもいらない

 そんな感覚がさらに深くなりそうなとき

「ダメー リストを・・放すのじゃ」

 いつのまにやら 実体化して僕を抱いていたユグドラにカチューシャを投げ捨てたラミスちゃんがラリアートを食らわす

「あぶな あぶなー リストでもう少しでこの淫乱に食われるところだったぞ」

「ラミスちゃん ゴメーン ちょっと おいしすぎたー 」

 首のあたりをさすりながらユグドラはてへぺろだ

「ユグドラ あと服をきろ!」

 ラミスちゃんは叫びながら投げ捨てたカチューシャをもう一度はめ直した


 ユグドラは持っていた木の葉を空に投げるとそれは緑のワンピースとなりユグドラの体に纏われた

「リストちゃーんありがとう おかげで 身も心も若返ったわ マナもたっぷりで実体化までしちゃった」

「気持ちよくなりたかったら いつでもいってね おねいさんが吸って あ。げ。る。」

 そういいながら近づいてきたユグドラを今度はタマちゃんが間で毛を逆立てて撃退だ

 ユグドラは

「この 猫 猫めっ シッシ」といっているが

 タマちゃんはシャーと言いながら威嚇を続けていた

 そんな僕らを意に介さずといった感じで黙々と昼ゴハンの準備を続けるナベちゃんとカンナ。

 すごいよ さすがは魔王の臣下の2人、こんな光景も日常だったんだろう

 今日は2人が少しはかなげにみえるよ


 そんなこんなもあったが昼食はユグドラも含めてみんなで楽しく食べることになった

「それでユグドラちゃんどーしてでてきたんですか?」

 ラミスちゃんが昼食の触鬼ミンタイの卵パスタをほおばりながらユグドラに聞く

「まぁラミスちゃんに久しぶりに会えて嬉しかったってのもあるんだけど......」


 ユグドラは少し間を置いて小さめのため息をついた


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