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街へ

 翌日 ラミスが魔王であることをカンナから聞いた

 もちろん最初の計画も教えてくれたのだが 僕はラミスに一目惚れしてしまっているため

 ラミスが魔王であろうがなんであろうが一向にかまわない

 ラミスが平凡に生きてゆきたいと願うのであればそれをかなえてあげたい

 異世界での平凡ってなんだろうと考えた。

 まちゆく人々と同じ生活? シュミレーションしてみよう


 農士 「ああ僕には土地ないよね」

 騎士 「切ったり切られたり怖いし体力にも自信ないな」

 魔法使い この魔法をどうやって金に変えるのか 「職業 魔法使いです」「うちのお店ではあなたの持っているスキルは使いませんのでほかをあたってください」

 なんて言われそうだ

 勇者 「職業 勇者です 現在好きな人が魔王です」.....これもないな

 ああ なんか急に不安になってきた

 まあいい とりあえず今はラミスの魔力を完全に封じることを考えよう

 あれ 僕 ちゃんと勇者のお仕事してるんじゃないか?

 そんなことを うろうろと考えていた所 ナベちゃんから竜車の用意ができたので降りてくるよういわれた

 玄関にみんな集まっている

「はーい それではー マナボードに触れてあわよくばラミスさんの魔気をなくしてみようツアーをはじめまーす」

「みなさーん 最初に乗るー 竜車はこちらですよー」

 なぜか三角形の旗をもってみんなを誘導するカンナ


「はーい それではー みなさんきちんと乗り込めましたかー」

「本日は 当プチコーン観光をご利用いただきまして まこっとにありがとうございます」

「えー 運転手はタマちゃん ガイドは私、あき かんなが努めてまいります」


 鼻にかかった声でカンナが説明し始めた。

 まだやるのか?まぁ面白いのでもう少しやってもらおう


「それでは簡単に本日の日程をご説明いたしまーす。 7:15分ナベンナ邸出発 あ8:30分首都ショッピングモール着 10時までショッピングモールで

 お買い物を楽しんでいただいたあとー乗車 次の目的地 大きな木にて昼食ー あ13:00 出発 17:00 秘境温泉到着 夕食となっておりまーす」


「あそれではみなさま右手をごらんくださいあせ〜王都のシンボルでもある時計塔が見えてまいりましたー300年前フライパンタロン王朝初期、

 当時の国王フライパンタロンにより創建されましたー 以来 あ魔王の あ魔王の あ魔王の襲撃により3度の火災にみまわれましたー 

 現在の4代目は最後の大戦後に地元の有志によってたてられたもので「異世界の住人が選んだ異世界来るなら一度はおいで100選」に選ばれておりあすー」

 ラミスはあさっての方向を向いて音の出ない口笛をふいている。

 カンナの喋りはなかなかおもしろくみんなでけたけた笑いながら

 道中飽きずに首都のショッピングモールまでやってきた

 ここにも 駐竜車場があり

「じゃあここでいったん別行動にしましょー。私とーナベちゃんはちょっと買い物があるんで リストちゃんとーたまちゃんとラミス様で一緒にいてねー」

 配下であるカンナたちが初めて買い物をするラミスちゃんを気遣い僕らと別れる

 僕らはなにから見て回るかを話しながら歩き出した


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