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魔王の悩み

 なべちゃん ラミス カンナ3人になった居間で声を殺して喋っている

「な なんで 来ちゃうんですか?」

 なべちゃんがラミスに聞く

「うーん だってプラゴミンに勝ったらリストはもう私にあうことができるんでしょ 待ってられないから」

「魔王城はどうしてるんですか?」

「たぶん今頃 触鬼に襲われてるかも....」

「あ カンナ ナベンナ 突然だけど私もう魔王やめるから」

「えー」

 あごがはずれるほど驚く 2人をよそにラミスは淡々と話を続ける

「だって いくら強くてもいくら欲しいものを手に入れてもちっとも幸せをかんじないんだもん」

「同じ目線で同じ喜びを共有できる人たちが周りにいればそれでいいのかなっておもいはじめたの」

「だから 2人も私が普通の女の子になるのを手伝ってほしい」

 真剣にカンナの目を見て話すラミスにおもわず「うんわかったー 」といいそうになるカンナ

「って駄目駄目。そんなのだめにきまってるよー」

「魔王がいないこの世界どうなるのよー」

 そして諭すように話すなべちゃん

「ラミス様 世の中 裏と表 光と影 善と悪 生と死 すべてとなりあった相反するものでバランスがとれております」

「いま ラミス様が魔王をやめてしまっては光ばかりが強くなりこの世界のバランスがくずれてしまいますよ」


「そんなこと 妾の知ったことではないわ わはははは」

 急に魔王モードにもどるラミス


「いや 冗談じゃないんです もうこの力はどこかに封印して普通の女の子になることにしたんです」

「そうすれば 新しい魔王はどこかで生まれるから ね ねっ」

「もういやなのー」

 魔王 泣き出す始末


 だめだ この魔王 ポンコツだ

 そっと聞き耳をたてていたリストはそうおもったが

 そんなポンコツ魔王を好きだと思う自分に気づいてしまったため

 3人のいる部屋のドアを開けた

「ラミスちゃん大丈夫!僕と力の封印の旅に出よう」

 リスト 少年から男になった瞬間であった

 なべちゃんはヤレヤレといった感じで

「まぁ 今日はもうお開きね 明日どうするのか決めましょ」

「はーい お開きー おやすみー リストちゃーん」

 カンナもわりとあっさりしていた

「ラミスちゃんも今日はもう遅いからねよ」

「うん じゃあ先にベッドに入ってるね」

「?」

「なんでー?」


 結局 僕は居間のソファーで一夜を過ごすことになったのであった



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