謁見の間にて
次の朝 カンナと二人でプラゴミン討伐するため徒歩で王城へ向かうこととなった
一応 王様にあうということで僕は正装ででかけることとなった
城門までくるとカンナが「ちょっと待っててー」といって門番の人に近づいていった
「お前 何者だ!?」
そんな声が聞こえたような気がしたが
カンナは
「リストちゃーん 通っていいよー いこー」
そういって僕を呼んだ
なぜか門番の目はうつろに空を泳いでいた
門を通り過ぎ城の中へ入ると中は意外と人がいて騎士や貴族らしい人、商人であろう人などが
静かに会釈して通りすぎる
こちらも静かに会釈をして通り過ぎしばらくすると謁見の間らしき大きな扉についた
「さーリストちゃんいくよー」
ガチャリとドアをカンナが開ける
「おーさまー いるー?」
「何者!」
「何者!」
「何者!」
王様護衛の騎士たちが一斉にこちらを向く
「あー ちょっとーごめんねー」
カンナがパチンと指をならすと
騎士たちは一斉にひざまずいた
「リストちゃん 大きな椅子に座ってるのがー 王様ーだからーあの後ろにむかって昨日渡したの投げてー」
「はい」
僕はいわれるままにカラーボールを投げる
ボールは王様を超えて何もないはずの場所ではじける
「プラーーー」
驚くことに姿をあらわした怪物は元いた世界のいわゆるペットボトル1.5L数百個つなぎあわせたであろうフォルム。
夏休みの自由研究に小学校でつくったロボットっぽいものにそっくりだ
「プラーー りすとちゃー もとい リストよ 王を救うため幾多の試練に耐えよくぞここまでやってきた しかしここで
お前もおしまいだ プラーー」
そういって プラゴミンは襲いかかってきた
ズドーン
振り下ろされた腕は謁見の間の床をえぐった
僕は逃げようと思ったが プラゴミンはこちらへ猛突進してきた
「こっちへ 来るなー!」
両腕を目一杯つきだした
メキャ
ベコッ
プラゴミンの胴はおもいのほかやわらかかった
ん
もしかしたら 本当にパンチで勝てるかも?
「ほわー 煉獄魔拳 掌底!」
ちょっとそれっぽい名前つけてみた
メキャ
ベコッ
「プラーー やられたー」
体を構成していたペットボトルがガラガラと崩れ落ちた
「ほわー」
終わりの型を決める
「やったわねー リストちゃんーおめでとー」
「・・・・」
「かえろー」
王城を出たあとカンナが城にむかってパチンと指をならした
「次は 魔王討伐ねー」
ん
なにかカンナが言ったようなきがしたがいまはプラゴミン討伐成功に酔っていたい
僕らは手をつなぎスキップしながら家路についた




