王都帰還
帰還したのはその日の昼頃だった
お昼まではマナボードの森無料駐竜車場でたまちゃんに転移ゲートの出し方などをレクチャーしてもらっていた
魔法発動の際のゲートの出口は竜舎の前の広場だ
そこならばなべちゃんの家の敷地内で人の目をきにすることがないことと
十分なスペースが確保できるのかなとおもった
そして転移ゲートを初めて使ってみる なにか適当に最初に詠唱をつけてみたい
「その扉にわれの行く手を阻むものなく 眼前に広がるのは 我が思う所なり 転移ゲート!」
得意のポーズを決めそれっぽくやってみる。
まぁ無詠唱でもいけるんだけどね
ちょっとやってみたいおとしごろなのさ。
なぜかタマちゃんがにやけた感じで目をそらした
しかし魔法のほうはうまく発動したようだ
眼の前に竜車が通れるほどのゲートが開く
「さ いくにゃ」
御者席のタマちゃんの言葉で僕も竜車に乗り込んだ
ゲートにはいった瞬間もう竜舎前広場に到着していた
「よし 成功だ」
本当は閉じておくことが大切なようだがこれだけ大きなゲートなら1分も持たないだろう
とタマちゃんが言っていたので出しっぱなしだ。いつか閉じ方を聞いておこう
たまちゃんは
「楽しかったニャー また誘ってにゃー」
と言いながら僕たちと別れた
その日の夜 さっそく王城にいるといわれるプラゴミン討伐の作戦会議が開かれた
「えーとー プラゴミンはー 炎系の魔法使うとやっかいな有毒ガス系の魔物に変わるらしいからー気おつけてー」
「王のところまではー 来客として私が連れて行くからー リストちゃんはー玉座の後側にこれを投げつけてー」
そういってカンナは防犯用のペイントボールのようなものを取り出した
「あの カンナ 僕まだ実戦経験もないしすごく怖いんだけど だいじょうぶ?」
「あー 大丈夫ー 全然大丈夫ー」
カンナ 根拠がないよ
「プラゴミンのLVは50 リストちゃんの今のLV180でしょ パンチでやっつけられるわよ」
「ちなみに王宮の騎士たちのLVは平均25よ」
「じゃあ 今日はゆっくり休んでね」
そういうとなべちゃんは台所のほうに忙しく走っていった
え 明日討伐に行くの?
僕は眠れない夜を過ごすことになった




