王国を出る
竜車の中ではLVアップに伴うポイントの振り方についてカンナにレクチャーを受けていた
「リストちゃんはー たーくさんポイントが入ってくる体質みたいなのでー」
「とりあえずー ディフェンス2 オフェンス1の割合でちょこっとポイントふっていきましょー」
「一度に強力な魔法を覚えてもー使い道ないからーとりあえずー余ったポイントはおいとこー」
「気になるスキルあったら自由にとっていいからねー」
カンナは僕のステータスをみながらなにやらふむふむとうなずいていた
となりに座ったたまちゃんは僕の太ももに尻尾を打ちつけながらずっと外をみている
「たまちゃんかわってもらっていいかしら」
「待ってましたにゃ 外のほうが気持ちいいにゃ」
なべちゃんは街を出たことをタマちゃんに告げると御者をかわった
あれから数時間....
なにもない...ただ竜車が平和に進む。もしこれが異世界物のゲームなら魔物や盗賊が立ちはばかるところであろう
しかし なにもおこらない したがって暇だ....
「あ あのなべちゃん 触鬼とかってどこにいるんですか?」
「ああ りすとちゃん あそこみて そこそこ その岩の影 あそこにいるじゃなーい」
「あ こっちにもいるわ ほらほら そこそこ あそこのはジャムね」
「へ?」
「こらっ!」
竜車の中から顔だけだして大声でなべちゃんが叫ぶとみんな驚いてにげていった
「えー?」
「あの 戦わなくていいんですか?」
「たいてい大声でびっくりさせたら逃げるよー」
カンナが悪い顔をして「わっ わっ」と外に向かって声をだし始めた
「まぁこんな感じで結構いることはいるんだけどね 悪さをするのは人里の近くや作物があるあたりでたまに人が襲われることもあるんだけど相当魔気の濃いところに踏み込んだか、LVの高い触鬼にいきなり出会ってしまったかなんてことが原因だわ」
「ただ これから行くところは魔気がすごく濃いのよ・・・・」
「あ そうね 戦う練習もどこかでしちゃうね」
なべちゃんがそう言うと
いきなりカンナが僕の顔をグリグリと胸の方におしつける
「だいじょーぶー なーんにも心配いらないわー おねいさんたちがーまもってあげるー」
「やーめーろーよー やーめーろーよー」
涙目になりながら体を押し離そうとする
そんな感じで旅の始まりの一日がすぎようとしていた
明日はたまちゃんが戦いかたを教えてくれるらしい




