時計塔
竜車は町並みをゆっくりとすすんでいた
御者席にナベちゃんがすわり手綱をさばいている
(僕は客車から見える景色や人が珍しくてボーッと見ていました
特に珍しかったのは人でケモミミの人やそのままトカゲっぽい人、羽が生えて浮いている人やまんまゆるキャラっぽいひと
が普通に通りを歩いていた事でした)
まあ オンラインゲームの中ならよくある光景だよね...そんなことを考えているとカンナが
「そろそろつくよー」
と声をかけてくれた
竜車がゆっくりと止まり今度は御者席のナベちゃんが
「カンナ様〜リストちゃん時計塔についたわよーちょっとだけ降りて」
と声をかけた
竜車を降りたその瞬間 脳内にファンファーレとナレーションが鳴り響く
「LVアップいたしました」
「カンナ ナベちゃん LVアップしたって」
おろおろと初めての出来事にカンナとナベちゃんをよんだ
「あーおめでとー これでスキルポイントがてにはいるねー」
カンナとナベちゃんはこのとき僕に起きている異常を把握することができなかったようでした
「リストちゃん おめでとう ささ こっちよー」
ナベちゃんもこの世界では当たり前のLVアップ現象をさらっとながした
僕はナベちゃんの方へ一歩踏み出した
またまた脳内にファンファーレとナレーションが鳴り響く
「LVアップいたしました」
「えっ」
そのまま3歩........
「LVアップいたしました」
「カンナ ナベちゃん またLVアップしたって」
5歩...
「LVアップいたしました」
そのへん走り回ってみた
「LVアップいたしました」
「LVアップいたしました」
「LVアップいたしました」
「カンナ ナベちゃん またLVアップしたって」
流石に異常に気づいた2人が駆け寄ってきた
「リ リストちゃんちょっとステータス開いてみてもらっていい?」
「は はいステータスオープン」
「ええええええええ LV23になってる」
「うそ わたしにもみせて」
ナベちゃんは僕のステータスを覗き込んだ瞬間色を失いなにやら竜の方に向かった
「ありえへんなぁ みとめへんなぁ」
とうわ言のように竜の頬に手を添えかたリ始めた
「もどってこーい」
カンナの声にビクッとするナベちゃん
「どれどれホントにゃ LV23になってるにゃ」
いつの間にか知らない猫耳娘が僕のステータスを覗いている
「あ たまちゃん」
カンナがつぶやいた
「なべちゃ カンナッチ よくみるにゃ ここんとこ...」
ステータス 加護の欄になにやら 経験値1000%アップ byえんじぇるミカエルちゃんと
書いてある
「きっとこれのせいにゃ まぁしばらくは歩くだけでもLVアップするにゃまぁ徐々に上がりづらくは
にゃるんにゃけどにゃ ラッキーな加護にゃ」
「ミカエルってあのミカエルよねーどうゆうつもりなのかしらー」
「ま さわらぬ天使になんとやらってゆうじゃなーい しばらくようすみましょ」
カンナとナベちゃんがおたがいをみあいうなずいたあと
「あ そうそうリストちゃんこっち時計塔で待ち合わせしてたタマちゃんよ クラスは賢者 これからはいっしょに旅するわよろしくね」
「よろしくおねがいします」
「よろしくにゃ」
たまちゃんはふわふわとした耳と尻尾のついた美しい獣人の少女だ 僕より少しだけ背が高くくホットパンツに胸当てという
少し目のやり場にこまるような格好をしている
「さて それじゃあ みんな竜車に乗って!街をでるわよ」
「なべちゃ 御者 つかれたら すぐかわるにゃ」
「たまちゃんありがと じゃあ 街をでたら交代するわね」
竜車に乗り込もうと一歩踏み出した瞬間また
「LVアップいたしました」
と脳内に響いた...僕はだれにもわからないよう 肩をすくめ「Oh!」
のポーズをとってみた
みんな乗り込むと竜車はゆっくりと動き出した




