第7話
だんだん、見てくださる方が増えて来て嬉しい作者です
悟は、倒れた5人を見て考え事をしていた。
(まあまあ、おもしろいのもいるじゃないか。確かに、こいつらの言うとうり、この世界はレベルが低すぎる。だからこその国取りなんだろうけど、俺がいなかったら、出来たのかもしれないな。まあ、運が悪かっただけだ。)
「さて、アイリスと、そのお兄さん?おわったぞ。」
何気なく、そう声をかけた悟だったが、アイリスたちは、そんなことに耳を傾けていなかった。確かに、悟の実力をアイリスは知っていた。それを聞いていた、オルガもそこそこの実力はあるのだろうと思っていたが、ここまでだとは思っていなかった。なにしろ、オルティアの最高戦力であるS級の冒険者である。それが、五人いるのだから。
「俺は夢を見ているのか?こいつらは、俺の幼馴染で、しかも、互いに切磋琢磨してきた仲だ。あいつらは弱くない。それが、何も出来ずに、瞬殺と言えるほどにやられただと...... そんなことが、できるのは特S級でも不可能だ。できる可能性があるとしたら、十二神級レベルだ。詮索してはいけないとわかっている。だが、あえて聞かせてもらう。あなたは一体何者なんだ?」
オルガの問いは、アイリスにも気になるところだった。何しろ出会ってから、まだ、半日にも満たないのである。だからこそ、オルガの問いに答えてほしいと、悟に目で訴えていた。
悟は溜息を一つつくと、仕方ないなぁという風に頭を掻き、口を開いた。
「教えてやるよ。仕方ないしな。けど、教えるのは、俺が何者かという事だけだ。それ以外は話さないし、俺の魔法や能力も、今の時点では、話すつもりはない。そこは了承しろ。」
悟は、ここでもう一つ話を区切ると、アイリスとオルガを見た。二人とも興味津々、好奇心を抑えきれない表情で、こちらを見ている。そして、倒れているルードラスたちが聞いていることを確認し、悟は名乗った。
「俺は、元評議員会が一人にして、元十二神級が一人、序列第一位、金剛悟。それが俺の名だ。大した肩書きでもないだろう?」
「「「「「「「え、え、え、えええええええええ!」
七人の声が一斉に響き渡った。悟は、それをうるさそうに耳を塞ぐと、迷惑そうに言い返した。
「お前らうるさいぞ。たかが、十二神級の一人だろ?そんなすごくないぞ?だいたい、序列制度があるが、そんなに実力差変わらんしな。」
「いやいや。十二神級は、4年前の魔界との戦争において、多大な功績を残した十二人に贈られた、ほぼ二つ名に近い、冒険者ランクだと聞いております。十二神級というだけでもおすごいのに、更に、序列一位ですか!流石は悟様......ですが、それほどお強いのになぜ、十二神級をお辞めになったのですか?」
「アイリス。すまないが、それは言えない。それは、俺の、評議員会の一部のみが知る秘密だ。」
悟が、異世界転移をして、こちらの世界に来たことは、元々、第一世界アルカディアの中でも、一部の人間しか知らないのだ。それを無闇に広げるほど、悟は馬鹿ではなかった。アイリスは残念そうな表情を見せるも仕方ないと諦めた。次に口を開いたのは、ルードラスだった。
「本当の十二神級の人間だと!?それに、元序列一位と言えば、《 戦神 》と呼ばれていた、あの方だけだ。まさか、この人が?」
「はははっ。《 戦神 》か。懐かしいな。そう呼ばれていた時期もあったよ。俺の過去の話なんて、どーでもいいんだよ。大事なのは、お前ら五人のバックにいる連中たちだ。悪いけど、洗いざらい吐いてもらうぞ?こう見えて、拷問は得意なんだ。」
悟はニタァと笑うと五人を魔法で一箇所に集め、絶対に解けることのない縄(スレイプニルの縄)で、一人一人を縛り、拷問という名のこちょこちょを行うのであった。
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