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『オレの生徒はお嬢様!?』  作者: 宇都宮かずし
第二部 オレの生徒は男性恐怖症!?
120/137

番外編『おれおじょ!? 非科学講座』01

挿絵(By みてみん)


東西「「おれおじょ!? 非科学講座ぁ~」」


東「どぉも~(あずま)でぇ~す♪」

西「西園寺(さいおんじ)です」


東「さて、突然始まりました、このコーナー」

西「いったい何をするコーナーなのかと申しますと」


東「現在、わたし達の産みの親である作者のヤツは、自分の年齢も考えず古い上に分かりにくいネタをポンポンとウミガメの産卵の様に連発しております」

西「ホント、困ったものです。ご自身の年齢と読者様の年齢層の乖離(かいり)というものを考えて欲しいものですわ」


東「そこで本作品の美少女ユニット、サイ☆アズこと、わたし東真琴と」

西「西園寺響華が」


東「バカな作者の尻拭いをすべく、分かりにくネタを」

西「ナウなヤングにも分かるよう、解説していきます」


東「……………………」

西「どうかしました、真琴さん? こめかみなど抑えて」


東「あ、あの~、お姉さま……?」

西「なんですの? その『お姉さま』というのは?」


東「コレは、いわゆるお約束と言うやつです。なのでわたしの事も真琴ではなく、東と呼んで下さい」

西「そ、そういうものなんですの……?」


東「はい。では改めまして、お姉さま。先程、何とおっしゃられました?」

西「先程? 『解説していきます』と?」


東「その前です」

西「『ナウなヤング』かしら?」


東「………………お姉さま。まことに申し上げにくいのですが、その言葉はすでに死語です」

西「えっ!? い、今は使われておりませんのっ!?」


東「使いません。てゆうか、そのうち『チョベリバ~』とか『ちょ~MM』とか言い出しそうで怖いです」

西「それも言わないんですのっ!?」


東「コ、コレは…………相方の人選を間違えたかも?」

西「何か言いまして?」


東「いえ、なんでもありません」

西「でも、おかしいですわ……インターネットで、若者言葉というモノを勉強してまいりましたのに」


東「いつの時代の若者ですか、それは……? お姉さま、記事の日付はちゃんと確認していますか?」

西「日付?」


東「ご存知かとは思いますが、ネットの検索結果とは、必ずしも新しい順に並んでいるワケじゃないんですよ」

西「そ、そうなんですの……? あっ、いえ、それくらい当然、知っていましたわ」


東「知らなかっな(ぼそっ)」

西「いいえ! 知っていましたとも。そのくらい、常識ですわっ! 知っていましたけど――ひとつ確認してもいいかしら?」


東「どうぞ」

西「南先生がよく『ツッコミが欲しい、ツッコミが欲しいぃぃぃ』とおっしゃるので、最近お笑いの勉強を始めたのですけれど――」


東「それは良い心がけかと思います」

西「それで今のお笑い業界では、ギターを持った(さむらい)や、イタリア映画『ガラスの部屋』の主題歌に合わせて自虐を呟く人。それと海水パンツ一枚で『おっはー』と言いながら踊る人が流行っているのですわよね?」


東「な、なぜにツッコミの勉強なのにピン芸人ばかり。てゆうか、最後のはよしおちゃんに香取ママがブレンドされているような……いや、でもそんなの関係ねぇ。それよりも何よりも――お姉さまっ!!」

西「な、何かしら……?」


東「ハッキリ申し上げて、その方々のネタは……すでに古典です」

西「こ、古典っ!?」


東「はい、日本のお笑い業界と深夜アニメのサイクルの速さは尋常じゃありません。文学に例えるなら、清少納言や紫式部くらい昔の人です」

西「そ、そんなに……?」


東「はぁ……悲しいときぃ~~。相方の人選を間違えたときぃ~~~~」

西「そ、そこまで言わなくても……」


東「って! そうじゃないでしょ、お姉さまっ! せっかくネタを振ったんですから、ここでツッコまなくてどうすんですかっ!? しかも、お姉さまが勉強してきたという世代のネタですよっ!」

西「えっ? えっ? ツ、ツッコミ? で、でも、まだ勉強始めたばかりですし、いきなりツッコミと言われましても……」


東「仕方ありません。では、わたしがお姉さま向けのツッコミを一つ伝授いたしましょう」

西「わたくし向け?」


東「はい。まあ、お姉さま向けというより、高貴な方専用のツッコミですけど――いいですか? わたしがもう一度、さっきと同じネタを振りますので、お姉さまはこのワイングラスを持って、ゴニョゴニョゴニョとツッコんで下さい」

西「え、ええ。分かったわ」


東「ではテイク2行きます――悲しいときぃ~~。相方の人選を間違えたときぃ~~~~」

西「そ、それも古典やないか~い」


東「バッチリです、お姉さま。グゥゥ~」

西「そ、そうかしら……でも、コレが本当にわたくし向けなんですの?」


東「はいっ! なにせこのツッコミは、髭のリッパな、とある男爵さまが考案されたツッコミなのですから。ルネッサ~ンス! どうも貴族です」

西「そ、そう、男爵様が……そう言われると、わたくし向けの気もいたしますわね」


東「チョロッ……」

西「何か言いまして?」


東「いえ、別に。では、ツッコミ講座はこの辺にして、話を戻しましょう――って!」


東西「「もう、終わりの時間やないか~いっ!」」


     つづく………………かも。

新年、明けましておめでとう御座います(*´∀`*)


昨年、ずっと放置状態でした本作品。

ようやく、執筆を再開致しました。


応援して下さった方々。大変お待たせして申し訳ありませんでしたm(_ _)m


ある程度、執筆が溜まり次第、更新していきますので、引き続きお付き合い頂ければ幸いです。


本年もよろしくおねがいします。

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