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残酷。

誰かを悪く言う事で、自分を正しいと思い込む。


なんだか、そんな世の中になって来ているきがする。


先日、若く、才能のある俳優が、自殺した。その前ににも、未来あるはずの、若き女戦士が、死んだ。


インターネットの書き込みが、原因らしい。


若い女戦士が自ら命を絶った時、例の俳優も、この、今の風潮に、疑問を抱き、自らの考えを発信していたそうだが、結局、心無い悪意的な書き込みを止める事は出来ず、かえって、槍玉にされたときいた。


誰もが、正しくありたい。だけど、だからと、言って、誰かを攻撃する事で、自分の正義を主張するのは、いかがなものかと思う。


それは、戦争と変わりないではないだろうか?


戦争とは、国と国の正義の食い違いから生まれる悲劇であり、どちらかが、引かない限り終わらない。勝ってしまえば、どんなに残酷な仕打ちをしても、賞賛されるし、負ければ、非難される。だけど、その中身は、勝っても負けても変わらない。傷つき、焼けただれた体は心は、簡単には治らない。


今の子は、弱い。戦争中は、こんなもんじゃない。


そう、大人は、言うけれど、今も戦争は、続いていると、僕は思う。国同士じゃない、個人間の心の争いが、広く蔓延している気がする。


誰かより優っていて、幸せで、自信に満ちた人生が、理想だとしても、それは理想と言う幻想であって、人間は、誰しもが産まれて生きて死んでいく、ただそれだけの存在に過ぎない。


何かの才能やら、何かしらの劣等感なんて、ただの付録みたいなもんだ。


バカにされたっていい。


バカにする人間になるよりずっといい。


一度、付けてしまった傷は、中々消えない。


痛みがわかるのなら、誰かを傷付けてしまう怖さのわかる人でいたい。


僕はそう思う。


みんなはどうだろう。

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