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もうすぐ、暑くなるから、ちょと怖い話でも。

ふと、オカルトの謎解きを考えて、余計に怖くなる。


例えば、こんな話を聞いた事は無いだろうか?


20数年前のお昼のワイドショーで、怪談特集をやっていた時の話。そのワイドショーで紹介された晒し首の掛け軸。その掛け軸のに描かれている晒し首は、眼を閉じている。だが、その掛け軸を引きで映した時に、なんと、閉じられているはずの眼が開いていたと言う。


生放送で、編集も取り替えも行われては勿論いない。


勿論見間違いの可能性、トリックの可能性もある。


だか、眼は確かに開いていて、それを見た視聴者から、問い合わせの電話が殺到したと言う。


その映像は、今も、ネットで視聴できる。


まあ、当時の映像だから、今に比べたらかなり荒れていて、映像の乱れでそう見えたかの様にも思える。だから、僕個人の分析では、掛け軸の眼の部分にハエでも止まってそう見えたんじゃないか?とか、思えるのだが。


じゃあ、そのハエは、何で、そんな所に止まったのだろうか?


ハエの勝手。それでもいい。


だが、ハエの望む匂いがその掛け軸からしていたとしたら?


腐った肉や血の匂いが人間には解らない程度に掛け軸に染み付いていたなら?


そんな事を考えて、くだんの映像を見返してみた。


そして、思う。


「この掛け軸の晒し首の血の部分、絵の具や、顔料にしては、生々しい。もしや、本物の動物の血液?」


そう、僕が行き着いた答えは、掛け軸の眼が開いて見えたのは、呪いや、怨念では無く、掛け軸に染み付いた、本物の死臭によって吸い寄せらた、ハエが正体。


そんなことを考えて、1人吐き気に襲われた。


さあ、あなたなら、どんな分析をする?

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