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水面の蝶  作者: 夕神
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第一話 恩返し

水面を揺らして私は飛ぶ。

限りなく蒼い空に…

私は羽根を羽ばたかせて飛び立つ。

「ひゃあっ…。」

木にぶつかった衝撃で羽根が折れる。

涙が落ちるように私は落ちる。

「おっと…アゲハ蝶?こんな季節に?」

一人の少年が私を助けてくれた。

ちょ…

人間じゃん…や、ヤバイ…逃げなきゃ…

痛っ…。

「血ぃ出てるじゃん…。ちょっと待ってな。」

えっ…

少年は羽根に包帯代わりの布を巻いてくれた。

優しい人間もいるんだなぁ…

「もうぶつかるなよ!」

少年は太陽のような暖かい笑顔で私を地面におろした。

恩返しがしたい…。

この人に恩返しがしたいっ!


「アゲハ様っ!」

「あら…どうしたの…?」

「恩返しが!人間に!したいの!」

「何が言いたいの?落ち着いてから話して。」

スゥ、と深呼吸をしてからもう一度アゲハ様を見る。

許してくれるかな…?

どうかな…

一か八かっ!

「人間にしてくださいっ!」

「…理由は?理由が無いなら許可しません。」

「恩返しがしたいんです!私を助けてくれた人にっ!」

アゲハ様は考えるような顔をした。

もしかして…だめ…?

アゲハ様は私に球を差し出した。

「これを飲みなさい…人間になれますから。人間名は『揚羽 永遠』よ…。」

私は笑顔で

「はいっ!永遠、行ってきます!」

そう言って球を飲んだ。

身体は人間になっていた。

ー続くー


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