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噂噺研究部。  作者: 雨夜 紅葉
プロローグ。
3/22

第三の噂。

説明口調が多いです。

「おかえり。禊音君、白夜ちゃん」


部室に帰ってきた俺達は

部員全員に出迎えられた。


「け、禊音……ケガ、してるよ?」


そろそろと机の下から這い出てきたのは

『情報収集』係の二年生、成宮幸樹(なりみやこうき)

実は有名なハッカーだったりするが

それ以上に、重度のコミュニケーション障害者。

こいつも、クロイツさんに無理矢理入部させられたらしい。


幸樹の視線の先をみると

俺の右手の甲が、ぱっくりと裂けている。

大方、路地裏を走り回った際に

どこかで切ったんだろう。


「保健室、行ったほうが……」

「ん。いや、いいよ。そんなに深くないし」

「だが、止血くらいしておくべきだ。

……禊音、そこに座って手を出せ」


副部長兼『支援』係の三年生

レナ・ロヴ・グレイルさんは、救急箱を持ってくると

手慣れた動作で包帯を巻いていく。


この人はこういう、治療とかの『支援』は勿論、狙撃による『遠距離支援』まで担当しているらしい。

なんだかんだ言って、一番仕事してるのはレナさんかもしれない。


「うん、出来た。

たまに中のガーゼ替えとけよ」

「ありがとうございます」

「礼は要らないよ。

これが私の役目なのだからな」


レナさんと話していると、不意に

後ろから抱きしめられた。

誰かなんて見なくてもわかる。


「……んだよ、白夜」

「今日のご褒美です」

「はぁ?」


感情のこもっていない無機質な声。

異常な程白い肌。

一年生の『制圧』係、千草白夜(ちぐさびゃくや)ーーーー

超能力者。


「それとも、こんなのじゃ足りませんか?

ちゅーまでなら、してあげますが」

「お前なぁ……」


なんでも、『愚者暴食(バットイーター)』とかいう

『超能力者の能力を吸収する超能力』

……の持ち主だそうだ。

詳しいことはわからない。

先天性色素欠乏症、いわゆるアルビノで

目は赤く、髪は白い。

容姿だけなら、美少女の部類に入るだろう。

容姿だけなら。

中身はたちの悪いセクハラオヤジだけれど。


そして。


さっきからニヤニヤと笑っているクロイツさんは

部長兼『司令塔』係の三年生。

この人こそ、全ての元凶だ。


「ま、今日はゆっくり休んで?

明日はもっと忙しくなるからねぇ。

『囮』係君は」


ーーーーそう。

俺、藍谷禊音(あいたにけいと)

二年生にして『囮』係という不本意な役割を押し付けられている。

理由はわからない。

気がついたらなっていた、というのが正確だろう。

我ながら無茶苦茶な説明だと思うが

説明して欲しいのはこちらも同じなので

見逃してもらいたい。


「明日はHR終了後、すぐに集合。

あとは、まぁ……心の準備してきてね?」


今度は何させる気だ。

圧倒的に嫌な予感しかしない。













なんかややこしくなってきましたね。

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