破壊教室。
精神描写が多くなってしまいました……
振り返ることなく、三階へ。
正直、あいつが何処にいるのかなんて見当もつかないが、それならそれでやりようはある。
ーーーー絶対に行きそうにない場所を、探せばいい。
もしも突発的な家出だったなら
行きそうな場所を探すべきなんだろうけど
白夜のことだから、多分全部決めた上での家出だと思う。
それなら、見つからない場所を考えるだろう。
例えば、行ったことが無い場所とか。
そう簡単に入れない場所とか。
……こういうのは割と得意だ。
教科書通りにすればいいから。
他人の感情を推測するより、ずっと楽。
無断欠席した学校で
人通りが多いのに
今は使われていない部屋。
そんな場所は、一つしかない。
第三解剖実験室。
案の定、鍵は破壊されていた。
誰もそれに気づかないということは
白夜が何かしたんだろう。
姿を変える能力だってあるんだから
そういう能力があってもおかしくない。
部活時間なので、一時的に人通りが少ない
廊下。
ドアを開けようとして、一瞬ためらった。
本当に白夜が居たら、何を言えば良いのかわからない。
『心配した』とか『どうして』とか、言わなきゃいけない言葉は沢山あるはずなんだけど。
しばらくして
うだうだと立ち尽くしていた俺は
半分ヤケクソ気味にドアを開ける。
もう、どうにでもなれだ。
静まり返る室内。
誰かがいたような痕跡もない。
ーーーーでも、確かに感じる『誰かがいるような、いないような』
超能力者がいるときの感覚。
俺は、誰もいない実験室に声をかけた。
「白夜、居るんだろう?……話がある」
すると
返ってこない返事の代わりに、ぐにゃりと世界が歪んで。
意識を取り戻すと、古ぼけた実験室は
夕暮れの教室に変わっていた。
一つ残らず叩き割られた窓ガラス。
切り裂かれた黒板。
無残な教室の中央で、沢山の机や椅子に埋もれるように座り込んでいる『緋』と『白』。
「、白、夜」
多分ここで一番壊れているのは
見慣れたこの少女なんだろう。
漠然と、そう思った。
地の文が下手になってきた気がします。




