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DIRTY ROSES  作者: 和菓子
†SYMPHONY†
7/19

7

 食堂に戻った貴女達。

 彼女らの顔は青ざめていた。

 ローズがいなくなったのだ。

 あの後、皆は散って帰っていったのだが、ローズが未だ帰ってきていない。

 何時まで経ってもだ。


 貴女達の執事達が食堂にやってきた。

 「今日もスケジュールがびっしりですよ、お嬢様。朝食を召し上がって下さい」

 貴女達はそれに従い、席についた。


 ローズとアンナは何処へ行ってしまったのだろう……。


 その時、ローズの右腕分の女、マリアが言った。

 「皆さん、それぞれの執事に毒味をしてもらいましょう」

 食堂内はざわめいた。


 そうだ、食事に毒が盛られているかもしれない、と。

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