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次はマリアが餌食となった。
喉元をレイピアで一貫された。
「あぁあぁぁぁあぁあぁあああぁあぁ!!」マリアの声は次第に掠れていき、ついに途絶えた。レイピアを引き抜くと、そこから派手な血飛沫が飛んだ。アンナは彼女の光を失った目を見せしめとばかりに一突きした。眼球をくりぬくと、赤くぬめった神経管が眼球にひっついて一緒に出てきた。それをアンナは食べた。舌である程度転がすと、一思いに噛み砕き、飲み込んだ。アンナの口から鮮血がこぼれ出た。
マリアの執事は絶望してその場にひざまずいた。すると、その脳天を短剣で唐竹割りされた。くぱっ、と小気味良い音が鳴ると、両断された頭部の断面からありったけの脳髄が溢れだした。プリンのように揺らめきながら出る脳味噌に生き残りの者は絶句した。