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第6話あぱつ

タニヤマ:「あーぱつあぱつ、あーぱつあぱつ。」


ソトナカ:「殺すぞ。」


タ:「早いんよ、殺害予告へのステップが。」


ソ:「もうええでしょう!何でもかんでも流行りの波に乗っかりやがって。」


タ:「お前もたいがい乗りこなしとるやんけ。湘南あたりにいる熟練のサーファーやんけ。」


ソ:「波だけにな。」


タ:「やかましいわ。」


ソ:「ハハハ。」


タ:「あーぱつあぱつ、あーぱつあぱつ。」


ソ:「親ともども殴殺するぞ。」


タ:「切り替え早すぎるやろ。あぱつが怒りのトリガーになってるやん。」


ソ:「流行りに乗ってるやつ見ると、怒りが暴発しそうになるんや。」


タ:「トリガーだけにな。」


ソ:「ハハハ。」


タ:「あーぱつあぱ」


ソ:「やめろやそれ!!!」


タ:「なんでそんなに目の敵にするんや。」


ソ:「…うちのじいちゃんが、それ歌いながら階段降りてたら足踏み外して骨折したんや。」


タ:「…。」


ソ:「…。」


タ:「…ごw愁傷様wwやねwww」


ソ:「顔面ゼリー状になるまで殴るぞ。」


タ:「初めて聞く脅し文句やん。ほんで、あぱつ歌いながら階段降りるじいちゃんってちょっとおもろいやん。」


ソ:「知らんわ。実家の2階がじいちゃんの部屋やねん。」


タ:「やっぱあれかな、Mステを意識して降りてたんかな。」


ソ:「じいちゃんテレビ見やんねん。YouTubeしか見いひんから。」


タ:「何を若者に迎合しとんねん。じじいはテレビに洗脳されてなんぼやろ。ほんでじいちゃんの部屋2階にあるって地味におかしいやろ。階段の上り下りもお年寄りには酷な運動やろ。」


ソ:「知らんわ。何ならばあちゃんの部屋も2階やし。」


タ:「あれかな。夫婦そろって下半身はまだまだ現役ですってアピールかな。」


ソ:「人の祖父母でそういう話すんのやめーや。」


タ:「なんでや、お盛んなのはええことやろ。」


ソ:「お前かて自分ちの祖父母のそういう話聞くのいややろ。」


タ:「いや、うちのじいちゃんとばあちゃん寝たきりやねん。」


ソ:「今日なんか寒ない?」


タ:「会話の曲げ方強引すぎやろ。」


ソ:「...。」


タ:「頭文字Dでもなかなか見れん曲がり方やったで。」


ソ:「...。」


タ:「パワポケで限界まで育てたピッチャーのカーブかと思ったわ。」


ソ:「...。」


タ:「初夜の寝室で月夜に照らされ、少し恥じらいながらくねらしたあの子の腰くらい優雅な曲がり方やったで。」


ソ:「曲がり方に対するレパートリー何個あるねん。最後のについてはクセ球感がすごいし。」


タ:「カーブだけにな。」


ソ:「え、何?自分ちの祖父母があれやから、人んちの元気なご老人がうらやましくなって、ついからかった的な?」


タ:「シニカルな笑いでじいちゃんが元気であることの喜びに気づかせてあげようかと思ってな。」


ソ:「だとしたら大失敗やろ、ただテンションがだだ下がりして気まずいだけやわ。」


タ:「階段だけにな。」


ソ:「やかましいわ。」

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