南シナガワ(妖精ピクシーの依頼)
一応、女神イズンにご報告。
イズン
「お疲れさま!
無事に黄金の林檎を見つけられたのね!
早く、林檎をお持ちになって。
オベロン王もお待ちかねよ。
礼にはおよばないわ。
王と王妃に、よろしく伝えてね。」
ではさっそく……と思っている時、
ふと小マップに目をやると
サブクエストマークが見えた。
行ってみると妖精ピクシーがいる。
悪魔(妖精ピクシー)
「このショーゲンはああ言ってて……
……でもでも、あのショーゲンは……?
……あーん! わかんないよ!
このままじゃ事件はメーキュウ入りだよう!」
ピクシーはようやく吼の存在に気付いて
振り向いた。
悪魔(妖精ピクシー)
「むむっ……見たことないアクマだ!
さては、あなたが犯人ね?
この名探偵ピクシーには
お見通しなんだから!」
吼
「犯人って?」
「その通り」って回答はアリなの?
ピクシー
「あー、しらばっくれた!
しらばっくれるのは犯人のショーコだわ!
あなたがわたしたちのオヤツを
盗んだのはお見通しよ!
あなた、お名前は?」
吼は名乗った……ようだ。
ピクシー
「ふんふん、大鳳吼……
変わった名前ねぇ。
じゃあ吼、さっそく
犯行のジハクを聞かせてくれるよね?
吼はなんで、あんなキョーコーに
走っちゃったのかな?」
ピクシー
「…………
……なによォ……
そんな風にダンマリされると
わたしがワルイことしてるみたいじゃない……
わかってるわよ、ジョーダンよ!
あなたみたいな目立つアクマが犯人なら、
こんなに苦労しないもの!
……そうよ、ヨソ者がいたらすぐわかる……
だから、ゼッタイにあのアクマたちの
中に犯人がいるのよ……
なのに、なんでこんなに考えても
オヤツを盗んだ犯人が分からないのよ~!
あんな銀色のリンゴみたいな果物……
これを逃したらもう食べられないよ~」
ここでまさかのアオガミから声が掛かる。
アオガミ
「少年、ピクシーの言う果物だが……」
吼
「御厳だろうか。」
「おいしそう。」には思えないよ……
アオガミ
「ああ、御厳は大量に集まると
果実の姿を為すという……
ピクシーが言ってるのはそれではないか?
その果実を盗んだ犯人を探せば
御厳が入手できるのではないだろうか。」
ピクシー
「なーに、吼。
もしかしてあの果物に興味があるの?
そうだなぁ、犯人見つけてくれたら
ちょっと分けてあげてもいいけど……
あたしたちのお庭にはヨソ者は入れないの。
わたしが吼の代わりに
聞きにいくことならできるかも?」
アオガミ
「一時的にマガツヒの波長を合わせれば、
悪魔に遠くから指示をすることができるはずだ。
このピクシーの感覚を借りて情報を集め、
君が推理をしてみてはどうだろうか。」
なんだかアオガミ、随分と乗り気だな。
そういえば、見つけていたマガツカもまだ
放置したままだったなぁ。
これ片付けたらそっちも行くか……
!クエスト
「名探偵ピクシー」
を受注しますか?
吼
「はい。」
クエスト
「名探偵ピクシー」
を受注しました。
ピクシー
「うん、わかったわ!
吼の声の通りに飛んであげる。」
するとピクシーは語っていた場所へと
移動した。
ピクシー
「さてさて、それじゃあもう一度
聞き込みといきますか!
話が聞けそうなのはー……
まずはあのジャックフロストと
ジャックランタン。
あの2人に質問すると、片方は正直に答えて
もう片方はウソをつくのよね~
メンドくさいヤツら!
奥の方にはピクシーたちがいるわね。
あの子たちの言うことはぜったいホント。
仲間のウソはすぐわかるもん。
アガシオンの群れ……
あいつらってウソしか言わないから、
話を聞くだけムダなんじゃない?
あの白いのはユニコーン。
彼女のショーゲンは重要よ!
必ずこの中に犯人がいるはずよ!
さあ、聞き込みをはじめましょ!」
まずはウソホントコンビの
ジャックブラザーズ。
ジャックランタン
「なんだホ。
また話を聞きにきたのかホ。」
ジャックフロスト
「オイラたちはアリバイがあるから
ヨーギ者から外れたはずだホ?
リンゴがなくなったとき、
オイラたちはゆきほのお合戦中だったホ。」
ピクシー
「雪玉と火の玉をぶつけあうって
いうアレね……」
ジャックランタン
「おたがい一発でも当たったら瀕死だホ。
スリリングでたまらんホ。
でも雪玉は火の玉にぶつかると
溶けるからフェアじゃないホ!
ルール改正を望むホ!」
ピクシー
「ハイハイ、じゃあその間、
なにか怪しいものは見た?」
『片方の答えは正しいけど、
もう片方はウソだからね。
注意して聞くのよ……』
ジャックフロスト
「オイラ見たホ。
空を飛んでいる悪魔が
リンゴを持って行ったホ。」
ジャックランタン
「オイラにはリンゴを持って行った
悪魔は雷を使ってるように見えたホ。」
ピクシー
「むむむ……
これだけじゃ当てはまる悪魔は
たくさんいるような……」
続いてはハイピクシー&ピクシー2体。
ピクシー
『ピクシーたちの言うことは
ホントの話としていいんだったわね……』
ハイピクシー
「あー、おつかれー。
ハンニン見つかったー?」
おとぼけピクシー
「今ねぇ~ 犯人見つけたら
どうショケイするか相談してたの!」
短気なピクシー
「見つけたら逆さづりにして
皮ハいじゃうんだから!」
ピクシー
「犯人はまだ見つからないの。
もう一回話が聞きたくて……
えーっと、最後に
リンゴを見たのは誰だっけ?」
ハイピクシー
「あたしがこの近くでリンゴを見つけてきたの。
でも、見つけたときはまだ固くって……
熟すの待ってから食べようって、
皆でここに運んだんだよねー。
運んできたあとは、見張りを立てることに
なったわね。誰だったかな?」
短気なピクシー
「それってたしか、あんたじゃなかった?」
おとぼけピクシー
「んーと、それがぁ……
ちょっと見張りに飽きちゃって……
ちょうど近くにいたアガシオンに……
見張りを代わってくれるよう頼んだのぉ。」
短気なピクシー
「はあ!? よりにもよってアガシオンー!?」
おとぼけピクシー
「だ、だってヒマそうだったんだも~ん。」
ハイピクシー
「……まずはあんたからショケイだったかな?」
短気なピクシー
「逆さづりでカワハギ……」
おとぼけピクシー
「いやぁ~ん! エッチ!」
ピクシー
「あ、あたし知ーらないっと。」
次はユニコーン。
ピクシー
『ユニコーンはね、ケガをしてここで休んでたの。
だから犯行はムリだけど、
重要なショーゲンをしてくれるのよ!』
ユニコーン
「ああ、ピクシーさん。
お陰様で傷も癒えてきましたよ。
まだ動かすと痛みますが……」
ピクシー
「大丈夫、ゆっくりしていって。
それよりも、さっきの話を
もう一回聞かせてほしいの。」
ユニコーン
「はい、私は事件の時、現場の近くで
寝転んで体を休めていたのですが……
最初に、聞きなれた羽音の方々が
何かを置いていくのが聞こえました。
リンゴを運ぶピクシーさんたちでしょう。
その中の1人が少し残っていたようですが、
しばらくすると別の誰かと交代しました。
生憎、姿は見ていないのですが……
そして、その誰かが去った後に
もう1人、誰かが近づいて去っていき……
その直後に盗難が発覚し、大騒ぎになりました。
ピクシーさんの後に来た2人からは
どちらも羽の音がしなかったので、
ピクシーさんではないのは確かでしょうね。」
ピクシー
『どうどう? すっごく重要そうでしょ?
……重要よね?』
最後にアガシオン。
ピクシー
『さて、アガシオンの話は絶対に
ウソのはずだけど……』
長男アガシオン
「んー? なんだオマエー。」
ピクシー
『途中でピクシーと見張りを交代したのが、
このアガシオンたちだったわよね。』
「ねえ、消えたリンゴについて
知ってることはない?」
末っ子アガシオン
「オイラたちのあとにリンゴに
近づいたやつはいなかったぜー。」
次男アガシオン
「オイラたちが離れようとしたときには
もうリンゴは無くなってたんだ!」
ピクシー
『……うーん、これって参考になるのかな?
まあ吼が考えてくれるよね!』
「ところであんたたち、
その壺の中に何が入ってんの?
いちおう聞くけど、
リンゴ入ってたりしない?」
長男アガシオン
「リンゴ? もちろんはいってるぜー!」
次男アガシオン
「リンゴだけじゃないぞ!
この壺にはユメとキボウも詰まってんだ!」
末っ子アガシオン
「いーやこの壺には笑いが入ってるんだ!
笑いのツボに入るって、ゆーだろ?」
長男アガシオン
「ぎゃははは! そーだそーだ!
オイラたちは笑いのツボだー!」
ピクシー
『こっちは聞くだけムダだったか……』
ピクシー
「これで一通り話は聞き終わったわね……
も~ヘトヘトよぉ。」
アオガミ
「今の悪魔たちの中に必ず犯人がいるはずだ。
一度、情報を整理してみよう。」
吼
「ジャックフロストたちについて。」
ピクシー
「あのジャックフロストと
ジャックランタンね。
あいつらの言っていたことは、
どちらかが本当でどちらかがウソ
なのよね……
ジャックランタンは、雷を使う悪魔が
リンゴを持って行ったって言うけど……
ジャックフロストは、空を飛んでいる悪魔が
リンゴを持って行ったって言ってたわ。
ホントのこと言ってるのは
どっちなのぉ~?」
この悪魔を犯人として指摘しますか?
吼
「ランタンが犯人だ。」
ジャックフロストがウソを言っていたと
仮定すると、空を飛べない悪魔は
ユニコーンのみという事になる。
でもユニコーンは怪我をしていて
動けないから犯人にはなりえない。
ジャックフロストが本当の事を言っていたと
仮定すると、空を飛べるのは
ジャックランタンとアガシオンだ。
ハイピクシーたちはバカ正直に話しているし、
ユニコーンの証言も合わせると
犯人にはなりえない。
そのアガシオンは嘘しか言わない。
という事は、
離れようとした時には
リンゴはまだあった事になるし、
オイラたちのあとにリンゴに近付いた奴は
いた事になる。
そしてリンゴは壺に入っていないと
いう事にもなる。
ジャックランタンが本当の事を言っていると
仮定すると、ハイピクシーとアガシオンが
該当するが、先述の内容から矛盾してしまう。
嘘を言っているなら違和感が無い。
ジャックランタンが犯人で間違いないだろう。
ピクシー
「えっ、あのジャックランタンが犯人なの?」
アオガミ
「ユニコーンの証言から、リンゴのそばには
3人の悪魔がいたことがわかった。
最初の1人はピクシーだ。
2番目にリンゴに近づいたアガシオンは、
自分たちが見たときにはまだリンゴが
そこにあったと言っている。
つまり、リンゴを盗んだのは3番目に
リンゴに近づいた悪魔ということだ。
残る容疑者はジャックランタンと
フロストの2人のどちらかだが……
となると、ランタンの証言はおかしい。
2人はどちらも雷を使う悪魔ではないからな。
となると、ジャックフロストのほうは
真実を言っていることになるだろう。
『ジャックフロストか
ジャックランタンのどちらか』かつ
「空を飛ぶ悪魔」となると……
犯人はジャックランタンしか
いないというわけか。
名推理だな、少年。」
アオガミの解説、完璧だな。
吼が推理しなくてもよかったんじゃ……?
大鳳吼は推測の根拠を説明した……
ピクシー
「ふぅーん……
よくわかんないけど、
ソレっぽいわね!
よーし、サッソク
ひっとらえちゃうんだから!」
え?
アオガミ以上の解説が必要なの??
このピクシー大丈夫か???
するとジャックランタンが
イツヅカと一緒に現れた。
やっぱりイツヅカ(御厳)だったか。
コンビのジャックフロストも一緒にいる。
ジャックランタン
「ヒホ~~~
なぜバレたホ~~
オ、オ、オイラは知らんホッ!
ヒショが勝手にやったことだホ!」
秘書……そんな台詞どこで覚えた?
ジャックフロスト
「オマエ、オイラがおトイレ行ってる間に
なんてことしてくれたんだホッ!」
ピクシー
「吼、すごォい!
ほんとに犯人を見つけちゃったのね!」
!クエスト
「名探偵ピクシー」
を達成しました。
大鳳吼は
無記たる中立の霊符を手に入れた。
経験値1800EXPを得た。
!無記たる中立の霊符
神話上の属性が
「NEUTRAL - NEUTRAL」
である悪魔2体が集うことで
マガツヒスキル「禍時:自在」を
使えるようになりました。
【スキルの効果】
ターン中、味方全体にCHANGEと
PASSのプレスターンアイコンが
消費0になる効果を付与する。
【該当する悪魔】
妖精、魔獣、地霊、珍獣
※一部例外となる悪魔もいます。
また微妙なマガツヒスキルだな……
ジャックランタン
「オイラ、でっかい焼きリンゴが
作りたかっただけなんだホ~~
でも、いくら焼いてもこのリンゴは
ぜんぜん食べられなかったホ……」
ピクシー
「たしかに、食べるのはムリそーね……
これって食べ物じゃなかったの?」
アオガミ
「リンゴとはやはり御厳のことだったのだな。
少年、これを貰えないか交渉してみよう。」
このリンゴがほしいと交渉してみた……
ジャックランタン
「べつにいいホ。
食べられないならいらんホ。」
ピクシー
「んもぉー! あんたは黙ってて!
吼、リンゴがほしいなら、
ひとつお願いがあるの。
……あのね、あのね。
今回のわたしたちってとっても
いいコンビだったよね?
ほら、推理小説に出てくるコンビみたいな!
それでね、わたしもこういうの
楽しいなって思ったりしてね……
わたしなら、あなたが見逃しちゃうような
お宝とかマガツ口も見つけられるし……
だから……たまに
吼の隣を飛んでもいいかな?」
デジャヴを感じるな。
アマノザコといい勝負じゃないか?
(色んな意味で。)
吼
「はい。」
ピクシー
「ウフフッ、そう言ってくれると思った!
あなたもわたしと離れるの
寂しいなってちょっと思ってたでしょ?
じゃ、わたしは北シナガワの龍穴に
いるから声かけてね!
あ、リンゴも忘れずに持ってってね。」
大鳳吼は御厳を100手に入れた。
ジャックフロスト
「……オイラたち、もう帰っていいかホ?」
ようやくこのサブクエストが終了した。
ずいぶんと長かった気がするよ……
っていうか、北シナガワの龍穴?
まだ行ってない龍穴だ。
とりあえず、その龍穴を目指していこう。
Save
Name 大鳳吼
Location 南シナガワ




