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東京タワー(邪龍ヒュドラ)

 事前準備。

 アオガミの写せ身を再度入手し、

 邪教の世界で妖鬼アズミにスキルを付ける。


☆妖 鬼:アズミLv12/HP72/MP80

 耐 性:氷結に強い/電撃に弱い

 能力値:力12/体10/魔12/速14/運12

 スキル:ブフ+2/スクラッチダンス

     タルンダ/ラクンダ

 ユニークスキル:凍空の調べ


!スクラッチダンス

 敵全体ランダムに2~4回小威力の

 物理属性攻撃。


!凍空の調べ

 アクティブにいる間、味方全体は

 氷結属性で弱点を突いた時に与えるダメージが

 上昇する(1.1倍)。


 アオガミ2人分の写せ身で

 タルンダとラクンダを付けた。


 さっそく龍穴から先に進むと、

 アオガミから声が掛かる。


アオガミ

「少年、東京タワー前から

 強力な悪魔の気配を感知した。

 この先へ進む場合、

 十分に注意することを推奨。」


!アオガミの警告

 アオガミは危険な悪魔の気配を感知したら

 警告を発してくれます。

 それはゲーム攻略上の障害となるボスや、

 比較的強力な悪魔の前で発生します。

 警告が出たら安全のために

 セーブをしてからゲームを進めましょう。


 だいたいのプレイヤーは、

 この手前の龍穴でセーブしてると思うけど。


 さて、そんな警告を受けても先へと進む。

 すると、突如として吼は

 激しい頭痛を受けたかのように、

 額に右手をあて、よろめき、地に片膝を付いた。

 そして、吼の中にいるアオガミの記憶が蘇る。


 荒廃した世界。

 東京タワーの周囲には無数の妖鬼ダイモーンが

 滞空していた。

 そんな中、金色の鎧を身にまとった女の天使が

 声を掛ける。


アブディエル

「聞け、同胞たちよ。

 天使長の命により、我、アブディエルが

 ベテル全軍の指揮をとる!」


 アブディエル……天使ではなく大天使の名だ。

 ベテルとは、太宰を連れ去った天使が語っていた

 のと同義だろう。

 組織か何かの総称かもしれない。


 アブディエルが声を掛け剣を構えると、

 周囲にいた天使たちも同様に構えた。

 アブディエルが妖鬼ダイモーンたちの方へ剣先を向く。


アブディエル

「我らが敵は混沌の悪魔ども。

 邪悪な蛇に従い秩序を破る者たちだ!」


 そしてまた天使たちに向き直る。

 妖鬼ダイモーンの数に負けない天使の軍勢が見えた。


アブディエル

「しかし、おそれることはない。

 我らには神の加護がある!

 各地より集いし精鋭たちよ、

 ベテルの定めし秩序を胸に戦え!」


 ここでアブディエルの顔がアップされる。

 なかなかの美女のようだ。

 そしてまた妖鬼ダイモーンたちに向き直る。


アブディエル

「我らの剣を以て、闇に裁きをもたらすのだ!」


 すると、東京タワー上空に

 突如として黒い闇が広がっていく。

 そしてその闇からゆっくりと姿を現したのは、

 真・女神転生Ⅲの最終戦に登場した

 大魔王ルシファーだった。

 Ⅲの時は上半身だったが、

 今回は下半身もしっかりとある。

 両手を掲げ、天使たちに向かって話し出した。


ルシファー

「汝の崇める神は死んだ。

 人を全ての支配から解放するため、

 大魔王がそれを成したのだ。」


 アブディエルは臆することなく睨むように吠える。


アブディエル

「蛇め、妄言を……!」


ルシファー

「妄言ではない。

 私は至高天、神の玉座にたどり着いた。

 天使であればその意味は理解できよう。」


 すると天使たち数名がルシファーに襲い掛かる。


ルシファー

「見苦しいぞ、かつての同胞よ。」


 衝撃波の一種か。

 天使たちは一瞬で塵と化した。


ルシファー

「秩序が崩れ、混沌が世界を覆う。

 そして、その混沌の中から、

 真の再生が、未知なる未来が生まれる。

 我の最後の役目だ。

 その未来に芽吹く種を撒こう。」


 ルシファーの身体が赤く光りながら、

 中心から広がるように塵になっていく。

 そして大地に火花のように、ルシファーの赤い塵が

 無数に降りしきっていった。

 ルシファーの姿は消え去り、

 降りしきったものがアオガミにも落ちてきたのか、

 アオガミもまた、その場から一瞬で消え失せていた。


 そして、大鳳吼が再び立ち上がる。


!大鳳吼は

 得体の知れない光景を垣間見た……

 どうしますか?


「今のはアオガミの記憶?」


アオガミ

「……そのようだ。

 先ほど見た大魔王ルシファー。

 あの存在に出会った後、私は活動を停止した。

 ……そして、君の存在を感知したことで、

 再び起動した。

 記憶データの一部が回復……

 そうだ、

 私はベテルに所属し任務でここに来た。

 この近くにベテルの基地、

 トウキョウ議事堂が存在している。

 そこではベテルに所属する天使たちが、

 人々を守るため活動していた。

 少年、君の友人を運んだという天使も、

 そこにいると推測できる。

 君自身の安全のためにも、

 トウキョウ議事堂へ向かうとしよう。」


 すると突然アマノザコが身構える。


アマノザコ

「ねぇねぇ、ぼうっとしてる場合じゃないよ!

 何か来るよ!」


 吼を囲むように砂嵐が舞い、視界が遮られる中、

 何本もの首を持つ巨大な悪魔が背後から襲い掛かってきた。


1ターン目

 

 吼、タルンダ(1回目)、

 鬼女マーメイド、嵐からの歌声+4、

 妖鬼アズミ、ラクンダ(1回目)、

 女神フォルトゥナ、ブフ、

 吼、タルンダ(2回目)、

 鬼女マーメイド、嵐からの歌声+4、

 妖鬼アズミ、ラクンダ(2回目)、


 邪龍ヒュドラ、吼にアタック、

 邪龍ヒュドラはマガツヒを集めた、


2ターン目


 吼、禍時:会心、

 吼、麁正連斬、クリティカル、

 鬼女マーメイド、嵐からの歌声+4、クリティカル、

 妖鬼アズミ、スクラッチダンス、クリティカル、

 女神フォルトゥナ、ザン+3、クリティカル、

 邪龍ヒュドラの首が何本か落ちた。

 吼、麁正連斬、クリティカル、

 鬼女マーメイド、嵐からの歌声+4、クリティカル、

 妖鬼アズミ、スクラッチダンス、クリティカル、

 女神フォルトゥナ、ザン+3、クリティカル、


 以上、終了。

 825マッカ、宝玉1個を手に入れた。

 最も高かった経験値は妖鬼アズミの1220EXPだった。


 吼がタルンダ、アズミがラクンダで弱体化を図り、

 その後のマガツヒスキル会心で集中攻撃という策が

 見事にはまった。

 アズミのユニークスキル「凍空の調べ」が

 マーメイドの「嵐からの歌声+4」のダメージ値を

 1.1倍していたもの大きかったと思う。

 会心でクリティカル状態だったとはいえ、

 女神フォルトゥナのザン+3も強烈だった。

 特に落ち度は無かったと思う。


アマノザコ

「すごーい! アンタ強いんだね!」


ヨーコ

「そうね……力だけでなく指示も適切だった。

 あなたがいなければ

 倒すことはできなかった。

 その姿の影響か、元々の素質かは

 分からないけれど……

 あなたの力量はよく理解したわ。

 こんな場所に来て少し不安だったけれど……

 あなたのような優秀な協力者に

 会えたのは幸運だった。」


「こちらこそ。」


 本当に不安だった?と煽るのは止めておこう。

 倍返しされそうな気がする。


ヨーコ

「そう……嬉しいわ。

 どうやら、いい関係を築けそうね。

 引き続き、あなたに指揮を頼むわ。

 これからもよろしく、大鳳吼。」


!クエスト

 「東京タワーへ向かえ」

 を達成しました。

 経験値600EXPを得た。


!邪龍ヒュドラの

 合体が解禁されました。


 解禁されても邪龍ヒュドラのレベルは53。

 仲魔なんて遠い先のお話だ。


 悪魔の裏庭でアオガミが話をしたいそうだから、

 一旦龍穴に戻る。

 すると、骸の隠れ家にNEWのマークが付いていた。

 そっちも何かあるらしい。


 まずは回復して悪魔の裏庭へ。

 ベンチに初めて「!」マークが付いた。


アオガミ

「少年、先ほどの塔の悪魔。

 ヒュドラを撃破した戦いは見事だった。

 この身に宿る力が

 呼び覚まされるのを感じる……

 多頭の蛇と私には因縁があるのだろうか?

 君にとっても、ここまでの道のりは

 慣れないことの連続だったと思う。

 それでも諦めることなく、

 私と戦ってくれた君に敬意を抱いている。」


 大鳳吼は

 合一神としての神格が上がった!


 こういう時は能力値に3ポイントを

 自由に振り分けできる。

 が、現在は物理特化型に走っているので、

 とにかく力を上げていこう。


 ヨーコも裏庭にいたのでついでに声掛け。


ヨーコ

「あなた、結構強いわね。

 悪魔と戦い始めたのが最近だとは思えないわ。

 私は学校の授業でそういう事してきたから

 とはいえ、ここまでの戦いは初めてだけど

 ……気をつけて戦いましょう。」


 今はヨーコ使っていないんだよね。

 ムド得意なヨーコだけど、

 リャナンシーが仲魔に加わった事で、

 ますます出番が減ると思う。

 まあ、ヨーコはそのうち離脱するだろうから、

 いない事を前提に考慮していいかもしれない。


 さて次は骸の隠れ家へ。


ギュスターヴ

「マッカは持ってるんだろうな?」


 ランダムで言ってくる台詞の一つだ。

 特に変化は無いが、NEWとあったからには

 何かあると思う。


ギュスターヴ

「お前はこれまでに

 20体のミマンを発見したようだな。

 褒美にこれをやろう。」


 大鳳吼は、

 氷結の秘石を3個手に入れた。


ギュスターヴ

「次は25体で褒美をやろう。

 しっかり探してこいよ!」


 見ると「購入する」にNEWが付いている。

 何か商品が増えたらしい。

 確認すると、

 写せ身が購入出来るようになっていた。

 マンドレイク、オンモラキ、ケットシー、

 コダマ、アズミ、ザントマンの6種類。

 スキルで見るとハマとムドは無いが、

 アギ、ブフ、ジオ、ザンの4系統は

 とりあえず揃っている感じ。

 今は不要なので龍穴を出る。


ギュスターヴ

「生きてたら、また会おうぜ。」


 Save

 Name 大鳳吼

 Location 東京タワー

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