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オープニング(ストーリーの選択)

 この物語はフィクションです。

 登場する人物・団体・名称等は架空であり、

 実在のものとは関係ありません。


 うつせみの常なき見れば世の中に

       心つけずて思ふ日ぞ多き


 (現実の無常さを見て

  世事に打ち込む事も出来ず

  物思いにふける日が多くなる。)


               -万葉集


 ATLUS presents


 学生たちが通学する様子を背景に、

 人ならざる者と思える女と男が交互に語り出す。


女の声

「はるか昔、神により創られた秩序の世は

 神の僕たる天使たちにより正しく導かれていた。

 その世の中で、人々は幸せを感じ、

 健やかに繫栄していった。」


男の声

「しかし神の世といえど永遠ではない。

 神の生み出した清らかなる流れも、

 人の営みの中でいつしか淀み世を腐らせる毒となる。」

 

女の声

「そして狂った秩序は混沌となり、

 過ぎた混沌もまた秩序によって飲み込まれていく。」


男の声

「諸行無常なるこの世の中で知恵を得た人間たちが、

 いかに歩み、そして骸となるか…」


女の声

「新たな王の生まれるその日まで、

 ゆっくりと眺めさせてもらうとしよう。」


男の声

「…ここを通らんとする魂か。」


 確認するように自らの両手を見つめた。

 ここは周囲を霞で覆われ、

 遥か高い位置にある謎の場所。

 目の前にある道に、暗き人影がある。

 男の声は続けて語り出す。


男の声

「ここは未来へと繋がる道。

 汝の歩む先が世界の在り方を決める。


 視線が左側に向かれると、

 うずくまったような人影らしきものが見えた。

 そこに近付き、手を差し伸べようとする。


男の声

「…その手を止めろ。

 その少女は存在の許されぬ魂。」


 そう言われたからか、手を引っ込める。

 すると別な方角から女の声が聞こえてきた。

 今立っている位置は十字路の中心の様だ。


女の声

「世界に混乱と破滅を導く相を持つ。

 この地で永遠に封じるべき存在。」


男の声

「少女を連れて行くことは、

 世界をあるべき未来ではなく、

 未知なる世界へと繋げるであろう。」


女の声

「それでもその少女の手をとるのか?」


「手をとる」(※左キーで選択。)


 すると、うずくまっていた少女は立ち上がった。

 ショートヘアのスリムなシルエットが

 後方の光を帯びている。


少女

「ありがとう。」


 そう応えると少女は手を離し、

 後方の光りの指す方へ歩いていった。


男の声

「愚かな…、汝のその選択が

 世界の命数を縮めた事を忘れるな。」


女の声

「願わくば汝が歩むその先で

 正しき道へ戻ることを…」


!『真・女神転生Ⅴ Vengeance』では

 あなたが少女の手を取ったかどうかで

 ストーリーの内容が大きく分かれます。


 ■創世の女神編

 『真・女神転生Ⅴ』のストーリーです。


 ■復讐の女神編

 『真・女神転生Ⅴ Vengeance』で

 新たに追加されたストーリーです。


 少女の手を取ったあなたは

 「復讐の女神編」を選びました。

 このストーリーでゲームを開始しますか?


「開始する。」

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