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戦争の語りべ達…

テレビ

「今日という日を忘れてはいけない‼︎日本は世界に、後世に今日という出来事を伝えていかなければいけない……そして、」


仕事しながら…

「(毎年会社で聞いている気がする。)」

今日は8月6日。

広島に原爆が投下された日…もう70年以上前の出来事。


テレビ

「1分間の黙祷をお願いします。……黙祷…」


「(正直、黙祷をした事がない?仕事中には…)」


〇〇さん

「……………………………。」


「(〇〇さんて、90歳ゆうに過ぎてるっけ?やっぱり、戦争の事を思い出すのだろうか…。いつの間にか、戦争の事経験者から結構話し聞いた事あるよなぁ…。旦那さんは徴兵制で戦争に赴き、戦死してしまったこと。そして、旦那さんの弟と再婚したとか…後、放送で天皇が終戦宣言し天皇はお神ではなく人間なのだと聞いたときは驚いたとか…)」


〇〇さん

「………………………………。」

〇〇さんはテレビから漏れる言葉を聴きながら俯いている。


「(〇〇さん、戦争の事思い出しているのだろうか?)」


施設には、沢山の戦争を経験した人がいる。今では想像がつかない体験をしてきたに違いない。

ここには『本物』の『語り部』が沢山いる。それは、日本の財産なんだと思う。

辛い事かもしれないけど、自分は利用者さんから無理にではくて『戦争』を後世に伝える担い手にならなければいけない…と、今日は〇〇さんの黙祷姿とその佇まいを目にして思った。

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