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アヴェンジャー:世界が俺を拒絶するなら:現世編  作者: 藤谷和美
サイドストーリー第六話:ハイド 幻想夜話
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幻想夜話: 結衣姫と炎の宝玉

 呆然とする柊也の目の前には、どうみても高校生か大学に入りたてくらいにしか見えない美しい女性がいた。


「えーと、ユイ姫?」

「はい、結ぶ衣と書いて結衣ゆいと読みます。 体調を崩しております故に、このような失礼な姿でお会いする事をお許し下さい」


 不躾に指差した柊也を責める事も無く、真白な襦袢に身を包んだ美しい女性は、艶やかなロングの黒髪を片側だけ前に流して寝床から半身を起こしていた。

 すかさず寝床脇に控えていた2人の侍女が、その体を支える。

 侍女たちは、人間で言えば12歳前後の子供の姿をしていた。


 寝床から起き上がった女性が身に付けている清潔そうな白い衣装に、艶やかな黒髪が映えている。

 厚からず薄からず、大きすぎもせず小さすぎもしない唇は、血色が悪く彩度の低い色をしていた。


「この子たちは、わたくしの侍女をしてくれているキサラギとナガツキです。 柊也様にご挨拶なさい」


 結衣姫に促されて、2人はペコリと頭を下げた。

 反射的に侍女2人に軽く会釈を返したが、柊也の頭を占めていたのは1つの疑問だけだった。


「えーと、その1200歳って、ほんと?」

「お恥ずかしながら、細かい数字を省略すれば本当でございます…… 」


「マジかよ、端数省略し過ぎだろ…… 」


 端数を省略し過ぎていたのはアサジの方で、結衣姫では無い。

 アサジは1年単位では無く10年単位で端数を省略していた事が、ここで発覚した。


 つまりアサジは1300歳ではなく、四捨五入すれば1400歳に限りなく近い1300歳代だという事だ。


 柊也は悩まし気にうつむき加減で、右手を額に当てて考えていた。

 どこが獣人のババアなんだと。


 目の前にいる美少女は、どうみても柊也より若く見える。

 理屈では1200歳だと聞いて知っているが、自分の目から直接入ってくる視覚情報というものは厄介だ。


「つまり、化けてるって事だよね?」

「化けているとは、どのような意味でしょうか? この姿はわたくしが長年慣れ親しんだ姿ですのよ」


「って事は、それが本当の姿?」

「はい」


「…… 」


 再び柊也は、額に右手を当てて思考停止した。

 どうやっても、目の前の現実を受け入れられないのだ。


「さて、このままでは切りがないので本題に入らせてもらうが、良いかな? 柊也殿」


 傷の治療が終わって包帯だらけのアサジが、思考停止している柊也に声を掛けた。

 結衣姫の両脇に控えている少女たちも、それを聞いて同意の意思を頷きで返す。


「どうか、柊也様の力をお貸し願いたいのです。 炎の宝玉はわたくしの力の源。 あれ無くしては、里の結界を維持し続けていられるのも時間の問題です」


「いや、言われ慣れないから様とか付けなくて良いけど、奴等はいったい何者で、宝玉とか炎の球とは何なんだ?」


 柊也としても、当然の質問ではある。

 山で化け物に襲われて、そこからアサジに別の世界へと連れ込まれ、いきなりの大規模戦闘である。


 隠れ戦闘狂としては、戦闘そのものに不満は無い。

 しかし自分が味方をする側に本当の理があるのか、その理由くらいは知っておきたかった。


「それでは不躾ではありますが、柊也さん、と呼ばせていただきます。 まずは、わたくし共の話からさせていただきましょう」


「姫様…… 僭越ながら、あまり悠長な事を言っておりますと、奴等に宝玉を利用されて結界を解き放たれてしまいます。 ここは一刻も早く討伐隊を派遣して奴等を倒し姫様の宝玉たる炎の球を奪還せしめなければ、早晩立ちゆかなくなりまするぞ」


「いいえ、宝玉を収めた宝具には念入りに多重封印が施してあります。 如何に奴等と言えどもあれを開封するのは容易では無いはず。 まずはお力をお貸しいただく柊也さんに納得をしていただかねばなりませぬ。 故に、我らが里の由来からお話する必要があるのです」


「判りました、であればなるべく手短に願います」


 結衣姫にそこまで言われて、これ以上の意見は僭越と判断したのか、意見をしかけたアサジは黙って頭を下げると、後ろズイと下がった。

 結衣姫はそれをチラリと見て、侍女に脇を支えられながら語り始めた。


「わたくしどもは、人がこの世に蔓延はびこるずっと以前からこの地に里を開き、平和に暮らして参りました。 代々霊力の強い我が一族が里の主を務め、結界を維持して人の世と交わらぬようにしておりました」


「先代は、わたくしの叔母にあたる者で、その名は人間にも良く知られておりますれば、玉藻の前と申せばお判りでしょう」


「えっと…… つまり、九尾の?」


「はい、人からはそのように呼ばれております。 叔母は人の男に恋をして里を出て行きました。 霊力の強い一族の者が主の侍女を務めて仕事を覚えるのですが、結局わたくしが1番霊力が強く、その後を継いで今に至っております」


「なんか1200歳って話が、ようやく飲み込めそうだよ」

「お恥ずかしい限りではございますが、話を続けさせていただきます」


 その話は、先ほど襲ってきた黒い化け物へと移った。

 やつらは600年ほど前に突然この地に出現した魔物で、首領は頭と体と手足と尾が別々の獣の特徴を持った生命体らしく、姿形の特徴は人型である事を除いて昔話のヌエに似ていた。


 突如出現した魔物の襲撃で里は大混乱に陥ったが、元気だった頃の結衣姫が完膚なきまでに叩きのめし、奴等は降伏したという。

 結衣姫としても、降伏した奴等を許し里の外れに住まう事を許可したのが、今回の因縁の始まりらしかった。


 今回襲ってきたのも、結衣姫の力が衰えるのを待っていたかのようなタイミングで発生した事から、それが計画的で有る事が容易に想像できる。

 結衣姫の力が落ちたのには訳があって、それが炎の球と呼ばれる宝玉に関係するものだった。


「わたくしの力の源は、体内に宿る炎の色をした球なのです。 しかし、それは時を経るごとに浮き世の汚れを纏い、わたくしの心をゆっくりと蝕む毒の塊でもあるのです」


「毒って、どうなるんだ」


「はい、人の世の汚れを吸って徐々に濁ってゆく炎の球は、やがて宿主であるわたくしの心を蝕んで行きます。 それは淫らな心であったり卑しい心となって、やがて私の行動をも左右し始めるのです」


「それで約10年~15年に一度、汚れが身を包む前に、姫様は胎内から球を取り出して一ヶ月程かけて清めの儀式を行うのだ。 その間は、姫様の霊力も著しく弱まるでな、結界も当然緩くなる。 そこを狙われたのよ」


 忌々し気に、アサジが口を挟んだ。


 なるほどそれならば、ここ数週間の間に山で行方不明者が続出したのも判る。

 つまりは結界が緩んで、その間に黒い化け物が人の世に出没しやすくなっていたという事なのだろう。


「それじゃ、代替わりしてから最低でもあと100回近くは同じリスクがあった訳だよな。 その時はどうしたんだ?」


 10数年に一度と言う事は、跡目を継いで1000年という事を考えれば、過去に最低でも100回近くは清めの儀式が必要になったはずだと柊也は考えた。

 その時にとった何らかの方法が何かあれば、今回も同様の対処が出来たのではないかと、そう思ったのだった。


「それが丁度500年ほど前からは、私の代わりに友人が何度も里を守ってくれたのです」


 結衣姫は、そう答えた。

 それなら、今回もその友人が守ってくれないのかと柊也が訊ねると、結衣姫は哀しそうな顔を見せた。


「10数年前の事ですが、その時の戦いが長引いたせいか霊力が切れて大きな傷を負った友人は、敵を引き連れたまま結界の外に飛び出し、二度とこの地に戻って来る事がありませんでした。 そして、何日も結界を開けたままで友人の帰還を待ったのですが、いつまでも結界を開いておくわけにもゆかず…… 」


 それきり、結衣姫は何かを心に思い浮かべたかのように、黙り込んでしまう。

 そんな結衣姫の話をアサジが引き継いで、ポツリポツリと語り出した。


「バレリー様と言ってな、結界をものともせずに突然この地に現れたのだ。 それは姫様にも引けを取らぬほどの美しい金髪の美少女であったなぁ…… この世界は霊力が足りぬと言って、普段は金色の猫に擬態しておったが、いざ化け物共と戦うと言うと言う時には、美しい幼子の姿や姫様くらいの美少女に変身して、化け物共をバッタバッタと蹴散らしたものよ」


「ふーん、九尾の狐の友人が金色の化け猫とは、出来過ぎた話だよなあ…… 」


 柄にも無くウットリとしたような顔で語るアサジを見て、柊也は思わず突っ込みたくなってしまう。

 アサジは、それに過敏に反応した。


「何を言うか! 決して化け猫などでは無いぞ。 バレリー様は、それはそれは美しい少女だったのだ。 出来うるならば、わしの嫁にとも思ったのだが、既に心に決めた男が居るようでな、相手にもされなんだわい」


 やや自嘲気味に語るアサジを見て、柊也はそれ以上の追求を止めた。

 少なくとも500年以上は確実に生きているだろうバレリーという金色猫女と、出会った当時には既に800歳を超えていただろうアサジの事を考えると、心の中に浮かんだ『アサジはきっとロリコン』という言葉を柊也は否定できなかった。


「バレリーは今、いったい何処で何をしているのでしょうか…… 。幸せであれば良いのですが、できうれば再び逢いまみえたいものです」


「えっと、それでその球の話なんだけど、奪われると結衣姫の力が弱まるのは判ったけど、奴等にはどんなメリットがあるんだ? 結界が弱まるだけなのか?」


 話がずいぶんと本題から逸れてしまったので、バレリーという化け猫にはまったく興味の無かった柊也は、強引に話を引き戻した。

 不満そうなアサジの顔は、見ない振りをする。


「過去の戦いで捕虜にした魔物から聞き出した話なので、何処まで本当なのかは判りませぬが…… 。 奴等もこの世界では霊力が足りずに本来の力を発揮出来ぬのだとか、そのように言っておりました」


「奴等の言う本来の力というものが、どの程度なのかは判りませぬ。 しかし、私の胎内に宿る宝玉、炎の球に集まった霊力と奴等の霊力は同じ性質らしく、あれを手に入れれば一時的にも本来の力を取り戻す事が出来るとか言っておりました」


「つまり、奴等がそれを手にしたという事は、かなり危険だという事になるな。 あんたたちの世界だけでなく俺の世界もって意味だが」


 コクリと頷く結衣姫と側近の侍女2名、そしてアサジ。

 柊也は、おもむろに立ち上がった。


「話はわかった。 全面的に協力しよう」


「ありがとうございます。 力が戻っていれば、宝玉の場所を感知できるわたくしが柊也さんのお供をさせていただくのが本筋ですが、力の源を奪われてしまってはどうにもなりませぬ」


 その時、柊也はふと疑問に思った事を聞いてみた。

 彼女達が言う霊力というのは、その言葉で柊也のイメージ出来る霊視とか霊能力というものとは少し違う気がしたのだった。

 ぶっちゃけて言えば、霊って関係なくね?って事だ。


「霊力霊力って言うけどさ、俺のイメージする霊能力とは違ってて、何だか俺的には魔力って言った方がしっくりくる感じなんだよな、霊力って」


「わたくしどもは、昔からこの力を霊力と呼んでまいったものですから、他の呼び方は…… 」


「ちょっと、これを見てくれる」


 柊也が差し出したのは、和也にもらった魔石の袋だった。

 その中から3つ大きめの魔石を取りだして、結衣姫に渡す。


「これは…… とても強い霊力を感じます。 とてつもない霊力が宿っているようですね」


 なるほど彼女の言う霊力とは、単に呼び名が違うだけで柊也のイメージする魔力と同じ物だった。

 そうと判れば、話は早い。


 ソフトボール大はあると言う、奪われた宝玉である炎の球という物の大きさから考えると、宝玉に蓄積された魔力量も相当に凄いという事になる。

 恐らく廃人くんの実家にあった、異世界へと転移する為に使ったと聞いた大きな魔石よりも、下手をしたらより大きな魔力を込めてあるかもしれないだろう。


「それあげるから、少しでも体力を戻しておきなよ。 俺が戻る前にお前がダウンしてたら後味が悪くなるからさ」


「こら、言うに事欠いてお前とは無礼な!」


 すかさずアサジが、『お前』と言う呼び方に反応した。

 柊也にとってみれば『俺』と言う呼称に相対する『お前』くらいの軽い気持ちだったのだが、結衣姫に仕えるアサジにしてみれば主人を軽々しく呼び捨てにされたと感じたのだろう。


「アサジ、黙りなさい! 柊也さん、これはありがたく頂戴いたしますね」


 そう言うと結衣姫は、手にした3個の魔石をパクリと飲み込んだ。

 まさか、魔石を直接飲み込むとは思っていなかった柊也は、少し慌てて言った。


「ちょっと、それって食べるものじゃなくて身に付けるものの筈なんだけど」

「いいえ、凄い霊力が秘められた貴石は、食べるのが1番なのです。 どんどん力がお腹の底から湧いてくる気がしますわ」


 そう言って笑う結衣姫の顔は見る間に血色も良くなり、形の良い唇の色も元気そうに薄紅色に染まっていった。

 そのあまりの変わり様と美しさに圧倒されて、1200歳の婆さんだと判っているはずなのに、柊也は言葉も無い。


「じゃ、じゃあ、待っててくれ! 必ず宝玉は取り返してくるから」

「何を仰いますの。 元気であれば、わたくしもお供いたしますと申し上げた筈です」


「え、えぇぇぇぇぇ!?」

「ひ、姫様…… 」


 かくして、宝玉、炎の球奪還作成に、結衣姫も同行する事となった。

 結衣姫の命を受けて、早々にアサジは隊の編成に取りかかる。


 アサジ率いる精鋭部隊の役割は、反対を押し切る結衣姫の指令で陽動を担う事になった。

 柊也は、それを心の中で妖怪部隊と名付ける。

 九尾の狐、つまりは九尾の妖狐である結衣姫をボスとして仰ぐ者達であるからこその妖怪部隊なのだが、自分たちを妖怪だと思っていないアサジたちには、もちろんそんな事は言えなかった。


 アサジは当然ながら、結衣姫が奪還部隊として柊也に同行する事には大反対だった。

 しかし里の主たる結衣姫本人の言葉には、最終的に逆らう事はできない。

 柊也と結衣姫、そして寝込んでいるときにも姫の横にいた侍女2名の計4名は、奪還作戦の本体として隠密行動に入る事となった。


 そうは言ってもパラディンと呼ばれる聖騎士と、狂戦士や黒騎士とも呼ばれる大剣剣士のジョブしか極めていない柊也は、簡単に言えば前衛職のスキルしか持ち合わせていない。

 もし、ここにエクソーダスの魔女アモンやウィザードロードたる廃人くんが居れば、お得意の隠遁結界を纏って敵陣地に忍び込めるのだが、生憎と都合良く呼び出せる状況では無かった。


「本当に俺たちの姿は、相手に見えてないのか?」

「心配有りません。 なにしろこれは、天狗の隠れ蓑ですから」


 結衣姫が、カラス天狗ならぬ大天狗モドキに命じて用意させたのは、民話でおなじみの『隠れ蓑』という奴だった。

 ゲーム的解釈で判りやすく言えば、隠遁結界効果をもたらすマジックアイテムという処だろう。


「それにしても、もう少し別の衣装は無かったのか?」

「アサジが用意してくれたのですが、ちょっと足が出すぎですよね」


「いや、そこじゃない。 なんか論点がズレてるぞ」

「そうですよね、なんかお尻も涼しすぎるような…… 」


「いや、だからスカートを引っ張るなって。 運んでくれているカラス天狗共の集中力が、邪念で乱れちまうぞ」


「あら…… この衣装に、そのような邪気を放つ力が有るとは知りませんでしたわ」

「いや、衣装じゃ無いから…… 」


 柊也は噛み合わない会話にいささか呆れ、結衣姫のミニスカートから目を背ける。

 無邪気に上を向いて問いかける結衣姫から、誰からとも無くツイと顔を背けるカラス天狗たちは、柊也たちが乗った大籠を必死に吊り下げていた。


 ついつい、柊也がこぼしたくなるのも無理は無い。

 和装で出陣するとばかり思っていた結衣姫が着替えて柊也の前に出てきた姿は、なんと赤と緑をベースとしたチェック柄のミニスカートに白のブラウス、その上には濃緑色のブレザーという、完全無欠の女子高生スタイルだった。


 どう贔屓目に見ても登下校か塾の帰りが良いところで、これから化け物の巣窟へ殴り込みを掛けるという雰囲気では無い。

 と言うか、その姿は可憐な女子高生にしか見えなくて、柊也も錯覚を起こしてしまいそうだった。


 チラリと結衣姫に目をやってから、必死で1200歳なんだ!1200歳なんだ!と、念仏のように唱える柊也。

 そうでもしていないと、ボーッと見とれて目的を見失ってしまいそうだった。


「アサジは、人間界で手に入れた洋服を姫様に着させるのが趣味なんだよね」

「そうそう、アサジはエロ爺ぃだもんね」


 ずっと黙って柊也たちの話を聞いていた侍女のキサラギとナガツキは、ようやく口を開いたかと思えば、顔を見合わせて笑いあっていた。

 危険でシリアスな場面に個人の趣味を持ち込みやがってと、柊也はアサジを呪う。


 余程、元気を取り戻した結衣姫に対して全幅の信頼を置いているのだろう。

 とは言え、廃人くんから貰った魔石3つを飲んだからと言って、どれ程の魔力が回復したのかは、柊也には判らない。


 フルに結衣姫を動かさない方が得策だろうと、柊也は片目でスカートから飛び出した生足の太腿と紺色のニーソックスに挟まれた俗に言う絶対領域に目をやりながらも、そう判断をしていた。

 もちろん柊也は、1200歳だ! 1200歳なんだ! 女子高生じゃなくてババアなんだ! という、邪念避けの呪文を途切れさせ無いように唱える事も決して忘れなかった事は、言うまでも無い。


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