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作者: snow white

私たちを取り巻く環境は、

至極複雑で、本当のことが見えにくい。



なぜなら、シンプルで整然としていたはずのことが、

めっためたに破壊され散らばっているから。



私たちのことも、よく分からない。


素性をすべて隠して、まるで忍者が屋敷に潜んでいるかのようにしか会えない。

覆面までかぶる始末。


本来の愛し方がどんなことか、知ることは決してないだろう。


仕方ないといえばそれまでだけど、

そういったことがどれだけ深刻な状況か想像できるだろうか。




だからすぐには答えは見つからない。

どれほど愛してくれているか分かっても、

やっと互いのことが分かった時に、

ましてやまだ出会って間も無い時に、

ちゃんとした答えを見つけることができない。

決して疑っているわけではないけど、時が物事の輪郭を鮮明に浮かび上がらせてくれる。

こんなご時世だから、もうちょっと温めてから答えを出したい。そうしていかないと最善でもっとも幸せな道が開いていかないかもしれない。




誠実さにそれ相応の誠実さで、愛情にそれ相応の愛情で応えたい。

でも、嘘をつかないとかえって本当の自分を裏切ってしまいかねないし、願いが叶わず、しかもそのせいで思いも寄らない罠に引っかかってしまうことがある。



恐れを知ることなく、人を必死で愛することはいけないことではない。

むしろ人が生きていくのには有利な性質だと思う。自らの優しさにかまけて冷静な嘘つきになると、損ばかりがついてくる。

だけどこの世には危険がうようよしていることを忘れてはいけない。

仕方ないからでなく、自分の意志で本来の愛の形に触れない同じくらいの注意深さで、

危険は回避しなければ、なにもかも水の泡になってしまう。

過ちを犯すことは悪いことじゃない。

でも、過ちを犯す深刻さにいつまで経っても気づかないことは、愛云々以前に本人にとって大問題だ。





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