フルダイブ型のVRについての苦言
有識者(自称)Sさんからのタレコミ(嘘)
ええ、はい。未知の世界、人類未踏のフルダイブのお話です。
結局はフィクションだから言及したくなかったのですが有識者(自称)から苦言が届きましたのでツッコミを入れようと思います。
彼女の提唱する理論を台詞抜粋で見てみましょう。
「精神…いえ脳に信号を送り五感を実際に刺激するって事かしら?無理よ無理
あなたテーブルの角に小指ぶつけた事ある?
疑似体験とは本物じゃないといけないの…つまり、どのテーブルのどの角度からぶつかってどの程度のダメージを負ったのか…その全てを正確に再現出来なければ不整合差による違和感を覚えてちゃんとした体験が出来ないって訳。フルダイブってそういう事よ?」
うむ、確かにその通りだと納得のある説明だ。
彼女の言葉は否定的なので今回は自分が肯定派として言葉に噛み付いてみようと思う。
えーっと、フルダイブの理念をまず見てみないとな。
なになに、コントローラを使わずに脳波で操作するゲーム?んん?!感覚共有まではしてないのか!?
概念の始めは映画か、夢の国が版権持つ作品もあれば俺も知っている超有名作品もあるな!
超有名のアレの場合は身体にコンピュータ?がプラグ直接繋がってるな、でもこれVR…なのか?現代の技術じゃないし置いとこう。
ヘッドマウントディスプレイ!やっぱコレだよな!?コレをコントローラ無しで操作する訳だな。
ベッドに寝たまま…フルダイブ…?え?寝たまま?
大丈夫かコレ?平衡感覚狂ってない?ちゃんと操作出来る?理論では脳波コントロールだよな?でも夢の中なら映像は立っているし問題ないか?ないな!
操作は出来そう。よしまず第一関門クリア…ってSさんはその先を言及してて操作について言及してねぇ!クソッ!今までの時間は一体なんだったんだ!
気を取り直し彼女の提言する『リアルさ』について見てみよう。
痛みという点で話しているが他の事についても言及してるな、確認してみてくれ。
確かにその通りだ。諸君は腕が4本いや、3本あるかな?ではその3本目の動かし方を理解できるか?脳波で指示できるか?
答えは…否だ。否?否定派じゃねぇか!反論しないと!
身体を動かす際に意図的に動かしているか?いない。
となると自然と適応していくものなのではないのか?
失った手足を義手義足で補えばリハビリで動作可能になるし…え?生まれつきの場合…?ゴメンナサイ。
となると感覚、痛みだけでなく五感全てに置いても同様であるというのも納得してしまえる。未知の情報を送られてきてもそれを正常に理解し処理できる脳では無いとなる。
味覚で例えよう。甘味、苦味、辛味。普段耳にしているこの味、舌から伝わり脳が処理する。
ではここに華味という概念を足してみよう。さぁ諸君!味わってくれ!…なに?分からない?華味だよ華味!…どうやら諸君にはまだ早かったようだ。って事。
次は経験だな、ゲームというもの故に成長もするだろう。つまり成長すれば身体能力も上がる。
だがそれはゲーム内の話。一度現実に戻ればギャップで四苦八苦するのではないか?そんな混乱を避ける為にゲームは1日1時間!K県は正しかった
うーむ…結局否定派になってしまった。うーむフルダイブはやっぱりコントロール無しの脳波コントロールするゲームで留めておくべきなのかもなしれないな…
S「何よ華味って!?アタシへの当てつけか!?」
※作者(現実)は生まれつき左目見えないので立体視というものが理解出来ません。多分正常な両眼での視覚が脳波で送られてきても処理、理解ができないんだろうなと思います。