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詩帖拾遺  作者: 坂本梧朗
1990年代

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その24 論理と心理   自由

   論理と心理


いつもより

二時間遅くなった

勤め帰り


乗換えの駅に着くと

接続まで三十分


夜の闇に消えていく時間を

じっと見送ってはいられない


少しでも自宅(いえ)に向かって

近づいていたい


バス停まで歩きながら

〈結局、列車の方が早いのではないか

 すぐにバスが来たとしても同じになる〉

確かにその通りなのだが


バスは一五分後に来て

やはり列車より遅くなった


ほとんどの行為が

気持ちを済ますためのもので

目的を果たすためではない




   自由


あちらを切り取り

こちらを切り取り

片隅の椅子になった

「自由」の上に座って

一息ついていると

不死鳥の

(おお)きな翼が

頭上を翔け過ぎた


〈手の平の中の「自由」でも

 人を甦らす

 地平線を越えてひろがる自由が

 すべての一人一人にあれば

 人はどれだけ

 その偉大さを示せるだろう〉


それは

翼から降りこぼれてきた

金粉の言葉


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