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詩帖拾遺  作者: 坂本梧朗
1990年代

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その18 坂


職場の門に至るには

一キロほどの坂を上る


県立高校を定年退職して

再就職してきた二人


一人は若い頃

マラソン完走の経歴を持つが

坂を上り初めて一週間ほど経った朝

膝のあたりに

内出血を起こし

「大変なことになってしもうた」

という言葉を残して

辞めていった


一人は若い頃

スケートの選手で

「坂上りはいい運動だ」と

坂に刻まれた石段を

軽やかに上っていたが

ある日

心臓が苦しくなって

入院した


下る時には

眼下の港に

落ちていく夕陽が

疲れを慰めてもくれる坂なのだが


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