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詩帖拾遺  作者: 坂本梧朗
1980年代

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57/295

その39 二十世紀人から未来へ


  (1)


まだだ

僕らは


僕らは自分だけの桃源郷に

浸ることはできない


本当はそうしたいのだ

生涯というものが

そのように過ごせるものなら


しかし生活は過酷で

僕らを強く規定する

僕らは考える

現実を変えるべきなのだと

むしろ現実を桃源郷に

近づけるべきなのだと


  (2)


僕らは酔い痴れることができない

僕らはいつも覚めていなければならない


僕らは明晰に認識する

僕らはいつも理知を研ぎすまし

良心に磨きをかけなければならない


僕らほど

人間の幸福のために

緊張しきった世代があるだろうか


僕らは

過渡期だった


自己と万人とが

犠牲を要さずに統一される

黄金時代の人類に告げよう

僕らは

自己か万人か

どちらかを選ばなければならなかったことを

僕らの時代があったればこそ

君らは

()()()()()

自己であり

万人でありえるのだということを


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