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詩帖拾遺  作者: 坂本梧朗
1980年代

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56/295

その38 視野   彼   

   視野


無機的自然から

生命的自然へ

そして

意識的自然

つまり人間へ

自展自発する

物質の進化


この身は

宇宙進化の

突端


だが

どこから始まり

どこに至るのか

そして何のために


地面にころがる

同胞(はらから)の石ころと同じく

人も知らぬのだ


ただ

太陽が燃えるように

地球が回るように

人は人を生み

人の生が始まる


その生は

肉体と精神に起因する

苦痛に満ちている




   彼


彼は

心ならずも

混乱を惹起した


彼が〈生活〉に当てる

理性の光が

疑惑をまきおこしたから


〈このような生活〉

への疑惑

〈このように在ること〉

への不審


何かがおかしいのではないか


彼が

さもなければ

〈このように在る〉

自分自身が


疑惑が人々を覆った


不安に耐え得ない者は

彼を排除しようとさえしたのだ


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