表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩帖拾遺  作者: 坂本梧朗
1980年代

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

47/295

その29 種子をいたむ   生存

   種子をいたむ


伸びないだろう

養分を

断たれているから


周囲にあるのは

喉絞めつける

殺風景な風

だけ


専ら抵抗のために

費消される力

独自の結実へ

向かう余力なく


老いるだろう

一つの種子のまま


勇気がなかったから


しかし

勇気があれば

十分だったろうか



   生存


明日が

不安で

たまりませぬ


何とも

自信が

ございませぬ


苦悩を

生み起こす

己をぶらさげて


綱渡りのような

朝から夕を

まったく淋しい心で

まったく寒い心で

過ごしておりまする


何とみじめな私でしょう

こんなに情けない自分だとは

何と悲しい人々でしょう

私の周囲の人々は


家のドアを閉めた時

ふっと寒気がありました

過ごしてきた時間を思って


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ