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詩帖拾遺  作者: 坂本梧朗
1980年代

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その28 感懐   夜の雨

   感懐


言わなくても

わからなければいけない

と黙っている


それを弱さだと思う

あるいは

攻撃を続けることが

身の保全につながる

と感じる

ので

やめずに押してくる

控えずに押してくる


と、やはり弱いので

キバを剝く

自分を守ること

と思って


こうして

くり返している

動物であること



   夜の雨


深夜放送を聞いていると

悲しい


――友よ

僕はこうして生きているのだが

辛いことばかりだ


丸い踏み石を埋めこんだ

セメントの斜面を

校庭に向かって

裸足で駆け下りたね

それから日が沈むまで

ドッジボールの歓声を

あげ続けてあきなかった


あの日から

経てきた日々は


雨が降っている

この音は

僕がずっと昔

聞いていた音

雨が降っている

部屋をつつんで


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