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詩帖拾遺  作者: 坂本梧朗
1980年代

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その24 蒼穹   靴   息についての断想 1

   蒼穹


晴れわたった

秋の青空

高く広い蒼穹

農作業の帰り道

仰ぎ見た

青い

吸い込まれるような

深さ


これは

何だろう




   靴


私の靴の

後ろは踏まれて折れ

めくれた中敷きは

切れてなくなっていた

黒かった色も

灰色にくすんでいた


これに足を突っ込んで

毎日

私は歩きまわった

目は前を見るばかりで


帰ってくると

ポイと脱ぎ捨てた


ある日

私は拭いてやろうと

今日こそは拭いてやれると


靴は黒くならなかった

何度拭いても

もう




   息についての断想 1


自分の息をすること

いつでも

発見したことは

それだ


他人の息に乗り

他人の息をしてきた

これほど容易に

自分の息を失う者も

まれだろう

息ができなければ

苦しい

何度も窒息しかけた

息絶え絶えの道は

貧乏くじの

まわり道だった


息ができれば

苦しむこともない

周囲が明瞭に見え

展望もひらけてくる

深く呼吸しよう

息を失えば

人生を失うと思って


修業

息を失わぬために

太く強くするために

修業が必須だ


悩むことはない

消えかかっている息

が悩みだと知って


息は 生きだ 意気だ

恐れることはない


しっかり

自分の息をしよう


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