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詩帖拾遺  作者: 坂本梧朗
1980年代

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その13 扉   写真

   扉


扉はどうしたら開くのか


きっちり閉まって

壁と見分けがつかぬ

だが耳を敲く

回廊の外の

涼し気な風の音


俺が閉めたのか

そんなはずはない

出口を求めて

回廊を巡っている俺が


かっては開いていたのか

たしかに景色は見えていた

しかし ガラスの扉だったのだ

掌を押しあてて

眺めるばかりだった


回廊を巡りおえた勢いで

体当りでもするか




   写真


笑顔

ではない


暗い袋のなかが

このように曝されるとは


熱湯につけられた

一切れの刺身のように

白く煮えたこころ


口を半ば開けているのは

髪をそよがせている外気を

呼吸しかねて

あえいでいるのだ


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