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詩帖拾遺  作者: 坂本梧朗
1980年代

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その12 幸福   ねじれ

   幸福


おしゃべりは

食卓の上をころがり

胸から胸へ

かろやかにめぐりつづけ

光は白いテーブルクロスに満ち

ふちよりこぼれ膝にはじける

水粒つけて待つ一日

ベランダのそよ風から

庭の緑から

垣の向うの広びろとした輝きから

まっすぐ

足もとの床まで

伸びてきているオレンジロード

さあはやく

食卓を立って




   ねじれ


カウンタのあの人は

組んだ膝をこちらに向け

顔は向うをむいている


 商売上の取引先とは

 遭いたくなかった


 小さな自由が

 沈んでいく

 水割りから

 つまみから

 女のコとの会話から


 取り戻したい

 さっきまでの楽しさ

 話したい

 さっきのように気ままに


 だめだ

 背中が目になっている


おや 立ちあがった

ほう お帰り


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