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詩帖拾遺  作者: 坂本梧朗
1980年代

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その9 知識人S氏の印象   浮世合戦鳥瞰図  

   知識人S氏の印象


あくびが出るほど

そのよくしゃべること

実践は三度の食事と一度の便通

その臆病なこと

自己への三拝九拝

その尊大なこと

他は皆愚者、ニセモノ、カタリ

その狭量なこと

自己への陶酔

その貪欲なこと




   浮世合戦鳥瞰図


平野に叛旗を掲げた党がある

この党撃滅のため

峡谷の黄金造りの巨城から

装甲部隊が繰り出している

その鉄の流れに

民衆の一部が巻きこまれている

が、大半が沈黙している

眠りこんでるのもいる


峡谷の入口に収束する放射状の街道

献上品を満載した車両が列をなす

街道の先端は沈黙の町

眠りこみの村にも貫入し

ドクドクトと富を吸いあげている

街道に沿った家屋には

道から溢れ落ちる富の飛沫で

黄金色に光る屋根もある


街道は叛旗の党周辺で細まり

そのあたりから逆に党の方向へ

小道が網の目のように形成されている

比較すればささやかだが

網の目を

物資と人が溯りつつある


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