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詩帖拾遺  作者: 坂本梧朗
1980年代

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その7 気球   聾者の会話

   気球


保守的と言われて

肯うほかなかった


なくしてしまった

あの吹くままに膨れる

シャボン玉の伸びやかさは

生まれ落ちると

すぐこわされたから


肯おう

人も物資も乗せて

外国まで飛んでいける

気球を打ち上げるために




   聾者の会話


目を見つめ 表情を見つめ

手を見つめ 指を見つめ

およそ相手の動きのすべてを見つめ

託されたコトバを析出する


静謐な脳裡に

目の前の懸命な人の

意思のみが響く

声帯でなく

肉体を経てきた意思が


声のない笑いをわらい

肩を叩き

歩きはじめる

大文字の人間


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