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詩帖拾遺  作者: 坂本梧朗
1980年代

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その3 生活水準   時間   T翁

   生活水準


(かた)(いし)

薄べりを敷いたほどの

生活のたかさ




   時間


私の時間は

魚の痛い骨のように

ノドにひっかかり

ひっかかり

しかも

途切れそうなのだ


()わぬくらしよ

あわぬ


さはあれ

時間よ連なりてあれ

このままに営為の持続を許せ

いつか

なめらかに時間が流れるくらし

が来る




   T翁


麦わら帽子を被り

黄土色の作業服を着

二つ折りしたタオルを尻からさげて

日盛りの道を

あなたは歩いていく


紺の作業服を着て

自転車を走らせるあなたを

目にしたのは冬だったか

そしてあなたは

事故に遭ったのだ


作業服のなかで

生きてきた様式で

あなたは老年を過ごす


死を

作業中に迎えたい

あなたはそう願っているのだ


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