表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩帖拾遺  作者: 坂本梧朗
1980年代

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

20/295

その2 朝の外出

戸口に

昨日おれがひっかけた

家人のサンダルがあったので

おばちゃんは遠慮したのだ

階段の中途にバケツを残して

おれはいなかったのに


おれの部屋には

二日酔いの後のザンゲとか

自分をシッタする標語とか

ポルノグラフィーとか

ホステスの名刺とかがあって

おばちゃんは目にしているはずなのだ

掃除しながら


気恥ずかしさも

今はさらにうすれ

彼女もまったく頓着がなく

むしろある親しさが二人の間に流れだした

と思っているとふと

こうして声もかけずに

ひきかえしているわけであった


掃除がなされなかった不在の時間

惜しいことだと

便所に入っていると

階段をのぼってくるのだ

掃除していい 戸の向うから

おばちゃんの声が訊くので

ああ、いいですよ

どうしようかと思うのだ

部屋に入ると 掃除があり

不在が やはり必要なので

コーヒーブレイク ひらめいて

アタフタと出てきたわけだ


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ