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詩帖拾遺  作者: 坂本梧朗
1970年代

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18/295

その18 タクシードライバー


   病院長殺害事件における当局のタクシー運転手への聞きこみ、某紙に載った住宅公団幹部の公費流用に関するハイ・タク運転手の「証言」にも触発されて。


 隠したい微行を

 行き過ぎるヘッドライトが

 白昼の中におく


紳士淑女諸君

いそいそした諸君を

彼らは虹の街へ送りこみ

世界を変える酒の力に

陽気にか陰気にか

ハメを外した諸君を

再び拾いあげ

寝所に放りこむ

自宅かはたまたホテルか


乗りこんだ諸君の

酒臭い助平顔を

バックミラーは捉えるだろう

放恣な唇が

隣りのシートで息ずく

未知の柔肌へ吹きかけることばを

彼らの耳は吸うだろう


夜の街の

不可欠の構成部分

必須の同伴者

前を向いたままの

彼らは知っている

諸君の夜の生態

警察が尋ねにくるほどに


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